暁 〜小説投稿サイト〜
僕の周りには変わり種が多い
来訪者編
第31話 長い土曜日
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たから、増援が来る可能性は高そうなので、僕は今日いっぱいで追いかけるのは無くなる予定だから」

このあとは、別れるかと思ったら、昼食を一緒にとることになった。エリカの気分の切り替えがはやいのか、それともそうみせているのかは、微妙なところだけどそこはあえて聞かないのがよいのだろう。



夜になり、シリウスとパラサイトの戦いがはじまったので、撮影のために僕も待機していた車両から追いかけに入る。「まるでストーカーだなぁ」というのは横においといて、逃げては戦い、逃げては戦いというところの3回目の戦いの場所には、達也のプシオンがある。

昨日のエリカや幹比古みたいに、割り込まないでほしいんだけどなぁ、という思いは持つが、達也の動く意図がわからない。とりあえずは、達也とは反対方向から撮影するようにして、何かしかけてきても巻き込まれないようにする。

ここで別な問題が発生した。深雪に、九重先生がこの場にきている。九重先生は深雪の隠行のレベルにあわせているだけだろう。深雪の場合、10月末の霊気のラインを切り離したのが8日後の月曜日には元にもどっていた。もともとそういう性質の術だったのか、それとも新たに術をかけなおしたのかわからないが、そのせいで、深雪の魔法の制御能力に不安定さを感じる。今回は、そういう場面はおこらないと思うが。

さらに、パラサイトを追いかける役の甲賀の忍者が、どうも九重先生の弟子の忍術使いに倒されたようだ。二流っていっても、それなりの隠行をしていたのにあっさりと倒されるなんて、ステイツに行っている甲賀か伊賀の忍者に来てほしかったな。

これとまるで合わせたかのように、達也が弾丸をパラサイトに撃ち込んで倒れただけのようだ。普通なら殺せるけれど、服に穴が開いただけといったところでシリウスが達也の
方へ向かって銃を発射しだした。

今日もここまでだなと思いながら、昨日とは違って撮影は続けている。達也の魔法に興味があったからだ。達也とシリウスの戦いはちょっと移動が早いので、巻き込まれないように近くの木陰に入り込みながら撮影を続けていると、拳銃型CADを壊されると、次にパレードを使いながらダガーを投げて対抗しはじめている。このすきに吸血鬼は逃げ出して、達也とシリウスの戦いになっている。なんとなくだが、シリウスは達也の実力を測っている気もしないではないが、達也も本体の位置をさぐるためにパレードを術式解体でパレードの魔法を解体しているが、シリウスのパレードの再展開が速い。だからって、散弾式手榴弾を使うかよ。

「止せ、リーナ! 俺は君と敵対するつもりは無い」

達也もシリウスのことをリーナとして気が付いていたのか。だけど、リーナの上にかぶさって言う言葉かというところだが、リーナの方も観念したのか

「……無茶をするわね、タ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ