マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0920話
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TA、そして門世界の帝国軍や連合諸王国軍だ。言うまでもないが、そのどれもが強敵とは言えない存在だった。
唯一苦戦したのはA-01連隊やオーストラリア軍との模擬戦だが、それにしたってシャドウの性能を大幅に制限しての状態だ。
するとどうなるのか。……甘く見るようになるのだ。戦闘というものを。
少し前にイザークからその辺を相談されてはいたが、コーネリアは今が丁度その時だと思ったのだろう。
実際、現在シャドウミラーに参加している者達の中で、戦闘で生きるか死ぬかの経験をした事がないのはスティングとアウルだけだ。
それでもスティングはまだ冷静さと言うか、一歩後ろに立って自分を客観的に見直すといった事が出来ているが、アウルは性格的にそれが出来ない。
だからこそ、コーネリアに生きるか死ぬかの戦いをやって貰う必要があるのだが。
『え? お、おい。ちょっと待ってくれよ。イザーク!』
『自らの不甲斐なさを後悔してこい』
義理ではあっても、弟の悲鳴に近い呼びかけにイザークは冷徹に告げる。
別に心配していないという訳ではないだろう。イザークにしても、アウルに対して親愛の情を抱いているのは間違いないのだから。
だが、だからこそ……このままではいざという時、それこそOGs世界で遭遇したようなダークブレインやネオ・グランゾンといった規格外の化け物とやり合うようになった時、真っ先に死んでしまうと判断しているのだろう。
それを避けたいからこその判断。
……まぁ、俺が勝手にそう思っているだけだが、それ程間違っている予想だとは思わない。
ともあれ、門世界の帝国に対する俺達の次の一手は様子見。それをしながら、着々と次の準備へと移っていく事になる。
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