マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0920話
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コスト的な問題はシャドウミラーにとって殆ど無意味となっている。
その辺はシャドウ1機が、ゲシュペンスト・タイプRVのようなエースパイロット用のカスタム機と殆ど変わらないコストだというのを考えれば分かるだろう。
それに最近ではマブラヴ世界から大量のBETAの死骸が送られてきており、それのおかげで更に余裕が出来ているしな。
その結果、ニーズヘッグのようなフラッグシップ機、あるいは俺の足代わりで今乗っているサラマンダー、シロガネやニヴルヘイム、それ以外に幹部達の乗っている機体の全てにジャマーが装備される事になった。
本来であればジャマーの装備されていないシャドウだが、スレイ、スティング、アウルの3人が乗っているカスタム機にはジャマーが装備されているし。
ともあれ、そんな事情もあってシャドウミラーの中でミサイルの類というのは基本的にはマイナーな武器というか、レトロな武器というか、そんな感じの武器な訳だ。
スプリットミサイルのように使い勝手のいいものを装備している機体も何機かはいるが、それらの機体にしても基本的にはビームがメインとなっているのは間違いない。
それでもこの門世界のように文明的に遅れている世界相手では、爆発とかの視覚、聴覚を刺激するこけおどし的な意味も含めて、かなりの効果を発揮するが。
『アクセル、取りあえず何かの役に立つかどうかは分からないけど、向こうの野営地を接収しないか? 何か役に立つ物が残されているかもしれないし』
ムウからの通信で、映像モニタで遠征軍の野営を映し出す。
遠征軍が一目散に逃げた以上、確かに色々と物資の類は残っているだろう。
食料なんかはこの門世界独自の物があるかどうかで多少興味深いし、もし普通の小麦やら何やらだったらマブラヴ世界辺りに流せばいいしな。
他にもマジックアイテムや宝石の類があったりすれば丸儲けだ。
まぁ、今回の撤退に関してはこっちと繋がっている従属国にしてみれば半ば予定通りだったんだから、それ程に期待は出来ないが。
「そうだな、頼む。ただ、一応念の為に接収作業に関してはネギま世界の魔法使いに頼んでくれ。まずないとは思うが、何らかの罠が仕掛けられているかもしれない」
『了解。じゃあ、高畑に頼んでくるよ』
ムウが軽い調子で言葉を返して通信が切れる。
どうしても人型機動兵器のパイロットとしての訓練もある以上、シャドウミラーでも上位の戦闘力を持っている者達でなければ生身の戦いではネギま世界の住人には敵わない。
それでも普通の人間相手なら余程の事がない限りは勝てるくらいの実力を備えてはいるんだが、やっぱり餅は餅屋といったところだろう。
……それにしても、今の通信の様子だと高畑の名前を気軽に出してたけど、いつの間にムウと高畑はそこまで仲良くなったん
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