暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第14話 「親戚、現る」
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だけど。親戚の異性と恋愛について語るなんて考えただけでも無理だ。
「そういえば、こっちに戻ってきたから新しい友達とか出来た?」
「ん? まあ……仲良くなった子は何人かいるな。店の手伝いとかで初心者の面倒とか見たりすることがあるし。最近だと小学生達と親しくしてたかな」
「女の子?」
「そうだな」
「……ショウってロリコン?」
何で小学生と親しくしてただけでそうなるんだよ。俺だってついこの間まで小学生だったし、低学年と親しくしているわけじゃない。歳の差はあまりないんだぞ。
「ユウキ、お前俺に恨みでもあるのか?」
「別にないけどさ、やっぱり小学生の異性とって聞くと……」
「お前と一緒にいるのをはたから見られれば、同じように思われると思うんだがな」
「僕はそんなに小さくないよ!」
「はいはい、そうだな。ユウキはまだまだこれからだもんな」
「もう伸びないというか、小さな子供をあしらうような言い方しないでよ。僕、ショウと同い年なんだから!」
そうなんだよな……こう見えてユウキって俺と同い年なんだよな。シュテル達のような年下がいるせいか、年下のように思ってしまうのが現状だけど。言葉遣いもレヴィに似たところがあるし……これが最大の理由かもしれない。
「分かった分かった」
「もう、適当な返事ばかり……」
「グダグダ言ってないで、さっさと荷物片付けるぞ。ブレイブデュエルしに行きたいだろ?」
「え、あぁうん!」
こうやって話題がすぐに逸らせるあたり、やっぱりレヴィに近い感覚を覚えてしまう。まあ異性に対する意識はきちんとあるので心配はしていないが。
……1番の心配はブレイブデュエルの腕だよな。こいつの才能からすれば、圧倒的な速度で全国ランカーに匹敵するレベルに上り詰めそうだし。過去の戦績だとユウキに負け越してから……今まで以上に頑張らないとやばいかもしれない。
今度……ブレイブデュエルの総本山であるグランツ研究所に行ったほうがいいかもしれないな。
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