第九十七話 決着
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ありがとう大輔さん達…それにしても酷いわ」
辺りを見渡すリンディ。
もう殆ど廃墟同然である。
復興に果てしない時間がかかるだろう。
マグナモン[心配はいらない]
リンディ「え?」
マグナモンの言葉に疑問符を浮かべるリンディだが、直ぐにその疑問は解決する。
マグナモンが仲間達とクラナガンの選ばれし子供達から得たエネルギーを奇跡の力として放ち、辺り一面が黄金に輝いたかと思うと瞬く間に崩壊した町並みが元の姿に戻った。
リンディ「…………」
これには流石のリンディも愕然となった。
ブイモン[ふう…]
大輔「ブイモン、お疲れ」
ブイモン[ああ、流石に疲れたよ。]
なのは「終わったんだあ…」
ユーノ「長い戦いだったね…」
エイミィ「皆見て霧が晴れていくよ!!」
エイミィが言うとおり徐々に霧が晴れていく。
大輔「皆、早く帰るんだ。お父さんとお母さんが心配するぞ!!」
「うん!!ありがとうお兄ちゃん!!」
エイミィ「私があの子達を送っていくね」
クロノ「ああ、頼むよ」
子供達が去った方を見つめているとすずかのパソコンの画面にゲンナイが映し出された。
ゲンナイ『子供達よ。今すぐデジタルワールドに戻ってきてくれ』
全員【え?】
ゲンナイ『新たな敵が現れたんじゃ…その名もダークマスターズ』
ブイモン[ダークマスターズ…]
ゲンナイ『ダークマスターズは突如現れ、デジタルワールドの全てを変えてしまった。』
アリサ「デジタルワールドにいるデジモン達は大丈夫なの?」
ゲンナイ『もう、逆らう者は殆んど殺されてしまった…』
すずか「そんな…」
ゲンナイ『子供達よ…早くデジタルワールドに…』
そう言うと画面は乱れ、ゲンナイが消えた。
ルカ「そうですよ、こっちに来てからもう数日が経ちます。ということは、デジタルワールドではもう何年も経ったことになりますね」
アリシア「私達、デジタルワールドの歪みを正さないままこっちに来ちゃったから、向こうじゃ大変なことになってるんじゃないの?」
アリシアの不安そうな声。
そういえば、自分達はスバル達を救い出し、ヴァンデモンを打ち倒すために元の世界に戻ってきたのだった。
あちらの世界の歪みはまだ、正されてはいないのだ。
大輔は決意を秘めた声で言う。
大輔「行こう。デジタルワールドに!!」
フェイト「でもどうやって?」
大輔「初めてデジタルワールドに行った時は、D-3に導かれたんだ……だったら、今回もきっと!!」
すずか「試してみる価値はありますね」
大輔「よし、皆のD-3を集めるんだ」
15人の選ばれし子供達が、それぞれのD-3を集わ
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