第四話 盾の武者
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」
大会スペースを訪れる翼たちの前では白熱したバトルの真っ最中だった。
『おい・・・あれ・・・』
「ん?」
烈斗がバトルフィールドを見つめるとSDガンダムにして特注の騎士ガンダムとフラッグのバトルだった。
「あれは・・・ストライクガンダムを騎士ガンダムにした感じね」
「さしずめ騎士ストライクガンダムってところか」
騎士ストライクガンダムを操っているのは翼と同じくらいの少年だった。騎士ストライクガンダムとフラッグのバトルが決着を見ようとしたその時だった。
『!?』
騎士ストライクガンダムが烈斗の方を見たのだ。
烈斗が感じたその視線はただのガンプラの視線ではなかった。
まるで生きたガンプラの様に・・・
すると騎士ストライクガンダムはまるで烈斗に見せつけるかのように己の必殺技を放ったのだ。
『ホーリードラゴン!!』
龍のようなオーラを纏った魔法剣の一閃がフラッグを倒すとバトルの終了が宣言された。
「すげぇ・・・」
『・・・翼』
翼が少年に声をかけようとすると烈斗が止めた。
「烈斗?どうしたんだ?」
『あいつ・・・あいつもしかしたら』
「どうした?」
『あいつは・・・おそらく・・・』
烈斗の言葉を理解できない翼。すると騎士ストライクガンダムの少年はそれを持ってさっさと帰ってしまうのであった。
それと入れ替わりに・・・
「翼?」
「新之助?」
たまたま居た新之助。
今日もサエグサ模型店の大会に参加しようと思ったらしいのだが負けてガンプラをバラバラにされてしまい帰ろうとしている所だった。
翼は
「おい新之助〜チームに入れよ〜」
すると近所の友達も新之助をスカウトしようと思い話しかけてみるのだが中々返事をしない新之助。
それを見た香澄はユアの持っていたプラモボックスを手に新之助に近づいてみるが・・・
「香澄?どうしたの?」
「え?・・・あ・・・うん・・・何でもないよ」
新之助の雰囲気が変哲もないので勘違いかもと感じる香澄。
「・・・宿命・・・は・・・無かったのかな?」
『・・・香澄』
少々残念そうな表情の香澄を気にかける天津。近所の少年たちは新之助をスカウトしようとするが中々返事をしない新之助。
「・・・ごめんなさい・・・少し考えさせて」
やんわりと断る新之助だが翼はその本心を感じ取っていた。
(まぁ・・・気にしてるんだろうな・・・あの事・・・)
去年の大会だった。ファイターとして優秀な新之助は地元の知り合いに誘われ地方大会で高成績を収めていたのだが、その知り合いたちは新之助の実力だけを利用し決勝戦の出場権を獲得させ試合は自分の仲
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