ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第13話 シフォンが病気!?パインの新しい武器!!
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
桃園家ラブの部屋
「このゲームおもろいで〜ぇ。またクリアーしたで〜ぇ。」
タルトは携帯ゲームのエンディングを眺めていた。
「もうすぐラブはん帰って来まんなあ。シフォンはん、どないしてるやろ。」
タルトはシフォンのいるベッドへ向かった。
「ウッウ〜ウ。」
「シ、シフォンはんどないしたんや。」
「フィリップ〜ゥ。」
「こらああかん。パフェはんに知らせるで。」
タルトは、自分のリンクルンでスウィーツ王国にいるパフェに向けて通話を始めた。
「もしもし、パフェはん。」
「タルト、2種類目のキュアスティックが完成したわよ。」
「ホンマでっか。」
「これから、威力テストを行う予定だけど、何かあったの。」
「シフォンはんが苦しんでいるねん。」
「シフォンが。困ったわね。威力テストが終わらないと、キュアパイン母娘に新しい武器を呼び出す外部メモリーを渡せないわ。」
「何でやねん。」
「とにかく我慢して。どうしてもつらいのなら、山吹先生を頼って。」
「山吹先生でっか。」
「そう、向こうで頼りになるのは山吹先生だけよ。早速向かって。」
「ヘエ。」
通話を切られた。
「ウ〜ッ、ウ〜ッ。」
「シフォンはん、辛抱しておくれや。」
タルトは、シフォン胴体をタオルで巻き抱き抱えて桃園家を出た。
ラビリンス総統官邸内謁見の間
「メビウス様、ウェスターを大目にやっていただけませんか。」
「何を言う、サウラー中将。」
「故意に不幸のゲージを下げたワケではございません。」
「まだ当分、反省していただなくてはならぬ。分かるな。」
「ハッ。」
「拘留期限日に釈放を検討しよう。」
「ありがとうございます。」
「ところで、本日も出動したいのか。」
「ハッ、その通りです。」
「相分かった。行くが良い。」
「ハッ。」
サウラーは謁見の間から去った。
一方
山吹夫妻は、練馬区にある小泉牧場にいる。
「先生、容体はいかがですか。」
「ウモーーッ、ウモーーッ、ウモーーッ。」
「出産が近いぞ。危ないから下がるぞ。」
「ハイ。」
正は仕切りから出て来た。
「あなた。」
「暴れて怪我でもしたらかなわん。出産するまで様子を見よう。」
赤塚公園内ドーナツカフェ
「困ったわね。」
「こんなに苦しんでいるシフォン初めて見た。」
「タルト、スウィーツ王国はどう言ってたの。」
「パフェはんと連絡取れたでっけど、パインはんの新しい武器が完成してはって、威力テストを行うって言うてんねん。」
「そうなの。」
「そんで、山吹先生を頼ってくれって言われたねん。」
「山吹先生。って言うことはブッキー。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ