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フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第13話 シフォンが病気!?パインの新しい武器!!
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桃園家ラブの部屋

 「このゲームおもろいで〜ぇ。またクリアーしたで〜ぇ。」
 タルトは携帯ゲームのエンディングを眺めていた。
 「もうすぐラブはん帰って来まんなあ。シフォンはん、どないしてるやろ。」
 タルトはシフォンのいるベッドへ向かった。
 「ウッウ〜ウ。」
 「シ、シフォンはんどないしたんや。」
 「フィリップ〜ゥ。」
 「こらああかん。パフェはんに知らせるで。」
 タルトは、自分のリンクルンでスウィーツ王国にいるパフェに向けて通話を始めた。
 「もしもし、パフェはん。」
 「タルト、2種類目のキュアスティックが完成したわよ。」
 「ホンマでっか。」
 「これから、威力テストを行う予定だけど、何かあったの。」
 「シフォンはんが苦しんでいるねん。」
 「シフォンが。困ったわね。威力テストが終わらないと、キュアパイン母娘に新しい武器を呼び出す外部メモリーを渡せないわ。」
 「何でやねん。」
 「とにかく我慢して。どうしてもつらいのなら、山吹先生を頼って。」
 「山吹先生でっか。」
 「そう、向こうで頼りになるのは山吹先生だけよ。早速向かって。」
 「ヘエ。」
 通話を切られた。
 「ウ〜ッ、ウ〜ッ。」
 「シフォンはん、辛抱しておくれや。」
 タルトは、シフォン胴体をタオルで巻き抱き抱えて桃園家を出た。

 ラビリンス総統官邸内謁見の間

 「メビウス様、ウェスターを大目にやっていただけませんか。」
 「何を言う、サウラー中将。」
 「故意に不幸のゲージを下げたワケではございません。」
 「まだ当分、反省していただなくてはならぬ。分かるな。」
 「ハッ。」
 「拘留期限日に釈放を検討しよう。」
 「ありがとうございます。」
 「ところで、本日も出動したいのか。」
 「ハッ、その通りです。」
 「相分かった。行くが良い。」
 「ハッ。」
 サウラーは謁見の間から去った。

 一方

 山吹夫妻は、練馬区にある小泉牧場にいる。
 「先生、容体はいかがですか。」
 「ウモーーッ、ウモーーッ、ウモーーッ。」
 「出産が近いぞ。危ないから下がるぞ。」
 「ハイ。」
 正は仕切りから出て来た。
 「あなた。」
 「暴れて怪我でもしたらかなわん。出産するまで様子を見よう。」

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「困ったわね。」
 「こんなに苦しんでいるシフォン初めて見た。」
 「タルト、スウィーツ王国はどう言ってたの。」
 「パフェはんと連絡取れたでっけど、パインはんの新しい武器が完成してはって、威力テストを行うって言うてんねん。」
 「そうなの。」
 「そんで、山吹先生を頼ってくれって言われたねん。」
 「山吹先生。って言うことはブッキー。」

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