第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その十五
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「斎藤中尉、サッカーの神様がついていますから!」
「ペレも応援してます!」
「マラドーナからも励ましのメールが来てますよ!」
「ベッケンバウアーも!」
「三浦カズ選手からも激励が!」
まさに世界から来ていた、尚前回の野球の時は王貞治、秋山幸二、梨田昌孝、松井秀喜、金本和憲、ダルビッシュ祐から励ましの声が来ていた。
「世界が皆さんを応援しています!」
「勝利の女神は皆さんに微笑んでいます!」
「あんな卑怯な連中やっちゃって下さい!」
「正義の名の下に!」
こう声援を送るのだった、彼等は毅然として戦場である万博競技場に向かい太陽の塔にも勝利を誓うのだった。
ジャスティスカイザーの二人もその太陽の塔の前に来た、だが。
二人はその塔を見上げてだ、こんなことを話した。
「ぱっと見変な塔だよな」
「ああ、岡本太郎さんのデザインって独特だからな」
こう二人で話すのだった。
「近鉄のマークとかな」
「近鉄バファローズの帽子にあったな」
「あれ確か千葉茂さんに頼まれてデザインしたんだったな」
「そうらしいぜ」
彼が近鉄の監督に就任した際に友人ということでそうしたのだ。
「それであのマークだったんだよ」
「近鉄の帽子格好よかったな」
「特に八十年代の頃のな」
「ああ、三色ユニフォームの時だな」
白を基調として赤、青でデザインされたユニフォームだ。このユニフォーム、特にその岡本太郎氏のマークが置かれている帽子は今もファンの中で人気が高い。
「あの頃の帽子がな」
「特によかったな」
「野茂も被ってたな、あの帽子」
「ユニフォームな」
「あの派手さがな」
「本当によかったな」
最早今は昔のことの話だ、残念なことに。
「最高のユニフォームだったぜ」
「そのユニフォームを生み出してくれた人達に感謝しないとな」
「マークをデザインしてくれた岡本太郎さんにもな」
「本当に感謝だぜ」
「何や、御前等もたまにはええこと言うやないか」
太陽の塔の傍にたまたまいたご老人早坂さん(モブです)が二人に突っ込みを入れた。
「明日は大雪やな」
「今夏なのに雪かよ」
「俺達がいいこと言ったらそうなるってのかよ」
「爺さん言っていいことと悪いことがあるぜ」
「正義の味方を馬鹿にしたら仏罰が当たるぞ」
「仏罰?それは御前等に当たるものや」
容赦のない早坂さんだった。
「早いうちに心入れ替えんとほんま大変なことになるぞ」
「ちっ、また言われるんだな俺達」
「これから正義の戦いに向かうってのにな」
「太陽の塔の下で初対面の爺ちゃんに説教受けるなんてな」
「主人公の扱いじゃねえだろ」
「御前等悪役やろ」
早坂さんの評価は実に容赦がない。
「作品の位置では」
「だから主役なんだよ」
「主役は
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