第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その十三
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「教師の世界がそこまで腐敗していたとは」
「嘆かわしいことですね」
「恐ろしいことでごわす」
「その教師はどの国の人間だったのでしょうか」
「心は日本人ではなかったでごわす」
間違いなく、というのだ。
「人間かどうかも」
「そうした輩もですね」
「多かったですね」
「あの者達の中には」
「下劣にも程がある輩も」
「恥を知らなかったでごわす」
そうした者も多かったというのだ、左翼知識人やマスコミ関係者には。
「恥を恥と思わなくなれば人間は終わりでごわす」
「何処までも腐敗し」
「そしてその心はですね」
「人のものでなくなる」
「腐敗を極めたが為に」
「餓鬼になったでごわす」
遂にだ、そこまで至ったというのだ。
「そうした輩が多かったでごわす」
「どうしてそうなったかも」
「考えていかないとなりませんね」
「我が国にその様な者達が出てしまった理由」
「それを」
「戦後でごわした」
第二次世界大戦の後だ。
「急激に」
「はい、学者の質が落ち」
「マスコミもです」
「マルクス主義だけになり」
「そしてそれを絶対とし」
「それに反する考えは反論を潰そうとして」
「その為には何でもしましたので」
それが彼等だったのだ、マルクス主義という宗教の様なものを崇拝しそれや自分達への反論を何も受け付けなかったのだ。
それどころか弾圧しようとさえした、そして。
「あまつさえです」
「マルクス主義、即ち共産主義国家に都合の悪いことは隠そうとし」
「嘘を言い続け」
「国民を騙してきました」
「それが彼等の正義だったのでごわす」
西郷は二人に苦々しい顔で言った。
「しかしその正義は」
「その様な正義はですね」
「腐ったものですね」
「正義ではなかったでごわす」
彼等の信じた正義、それはというのだ。
「腐敗だったでごわす」
「腐敗を信仰していた」
「そうなりますね」
「腐敗を信仰していては腐るのも道理でごわす」
その彼等自身がだ、そうなることもというのだ。
「マルクス主義はやがて退潮しソ連も崩壊したでごわすが」
「彼等は反省です」
「自分達が生き残ろうと躍起になり」
「マルクス主義は未来を語れなくなりましたが」
「それでもでしたね」
ソ連が崩壊してそれが出来る筈もなかった、それで左翼の者達は未来を語ることが出来なくなったのである。
だが、だ。それでもだったのだ。
「しかしでしたね」
「今度は過去を語りだしました」
「市民主義という仮面を被って」
「環境やj平和を表に出し」
「慰安婦や靖国だと言い出し」
「日本を貶めてでも生き残ろうとしました」
「他者、ましてや祖国を貶めて生き残ろうなぞ」
西郷の言葉には憎悪があった、それ以上に怒りが。
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