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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0919話
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なる。





『あれ? アクセル、今日はサラマンダーなのか? ニーズヘッグは?』

 帝国から派遣された軍隊に動きがあるという事で、こちらも応戦準備を整え始めた時。
 取りあえずという事で、俺もまた出撃をしていた。
 そうしてアルヌスの丘にある基地から出てきたサラマンダーの姿に、M1アストレイに乗ったバルトフェルドからそんな通信が送られてくる。

「さすがにあの程度の相手をするのにニーズヘッグを出すのは、ちょっとな」

 ゴキブリを退治するのにフレイヤを使う。そんなイメージだ。いや、ここはせめて核爆弾って事にしておくか?

『そうか。僕は噂のニーズヘッグってのを実際に生で見た事が無かったからね。出来れば見てみたかったんだけど』
「ああ、そう言えばそうか」

 俺がSEED世界にいる時に乗っていたのはグロウセイヴァーだったからな。
 正確には、SEED世界で行われた戦争で俺の反応にグロウセイヴァーが追従しきれなくなって、ニーズヘッグの開発が決められたのだ。
 でもってそのすぐ後にセイラン家が裏で糸を引いていたテロでネギま世界に行っている間に、技術班がニーズヘッグのアイディアや基礎技術の類を決めていき、OG外伝が行われている時にマオ社とかテスラ研とかに忍び込んで色々と技術を入手なり強奪なりして完成したのが、ニーズヘッグだ。
 あるいはバルトフェルドがオーブ軍に所属していれば、マブラヴ世界でのハイヴ攻略戦の時とかを含めてニーズヘッグを見る機会があったかもしれない。
 だが、バルトフェルドがシャドウミラーに関わっていたのは、あくまでもフェイトを始めとしたコーヒーを通してだからな。
 勿論映像とかではニーズヘッグを見た事はあったんだろうが、バルトフェルド程の軍人であれば当然生で見たいと思っても不思議はない。

「残念だが、帝国程度の相手にニーズヘッグはやり過ぎだろうし。いや、正直に言わせて貰えばサラマンダーでも過剰戦力なんだが」
『だろうねぇ。寧ろ僕の乗っているM1アストレイでもそうだと思うよ。現在オーブで開発中の新型MSとかがあれば、更に戦力差は開いただろうね』

 オーブで開発中? それはつまりDESTINYで出てきたムラサメか?
 確かにムラサメはあの時代のMSとしてはかなり高性能だ。MA……というか、戦闘機に変形する事が出来る機能とかは特筆していると言ってもいいだろう。
 ……微妙にVFと被らないでもないが。
 そんな風に思っていると、帝国軍の方でも準備が出来たのだろう。生贄の羊とされた従属国が隊形を整えてこちらへと向かってくるのが見える。
 本来であれば、従属国1国だけで攻め寄せるというのは絶対に有り得ない事だろう。だが、今の遠征軍には俺達の息の掛かった者……というのはちょっと言い過ぎだが
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