暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0919話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と不確定要素が強すぎる。
 それこそ、あの門を作った神の気紛れでいつの間にか門が消滅してしまうという可能性も無きにしも非ずなのだから。
 そうなった時、俺が門世界にいればどうにかなる……いや、どうだろうな。
 リュケイオスでの転移が出来ないのが、本当に門の影響なのかどうかも今はまだ不明だ。
 いざ門が閉じた時、こっちでゲートを設置しようとしても無理だったり、最悪俺がニーズヘッグのアギュイエウスを使ってホワイトスターに転移しようとしても、門を作り出したハーディとやらの力の関係でこの世界から転移が不可能になっている可能性も低くはない。……いや、寧ろ高いとすら言えるだろう。
 それを思えば、やっぱりホワイトスターとゲートを中心として異世界に繋がっている現状のシャドウミラーとしては、この門世界に対してあまり注力する訳にはいかないんだよな。
 門が絶対的な存在ならその辺も解決するんだろうが……何しろ他の世界との間に無理矢理門を繋げている状態だ。リュケイオスやアギュイエウスのようなシステムXNの件を含めると、色々と不安を覚えるのもしょうがない。
 その辺の話を聞かされ、アウルもやがて納得する。

「けど、それじゃあ捕虜になってる奴等はなるべく早く向こうに返した方がいいんじゃないか?」
「……まぁ、その辺は確かにそうでしょうね」

 実際問題隔離区画に捕虜として捕まっている奴らは、尋問が終わってしまった以上は無駄飯食らいでしかない。
 更にこっちに入って来ている情報によると帝国の貴族が多く含まれているらしく、色々と横暴に振る舞っているとか。
 ……もっとも、その度に量産型Wに力尽くで鎮圧されている影響で、捕虜同士ならともかく量産型Wに関しては無駄に逆らう事はなくなってきているらしいが。
 この辺、貴族のプライド云々よりも力に怯えている感じだよな。

「捕虜に関しては、当然向こうとの停戦交渉の際に相応の身代金やら何やらと引き替えにさせてもらうさ。相手が連合国になっていれば色々と引き取りを拒否されそうでもあるが」

 従属国にしてみれば、ホワイトスターに攻め込んだ帝国軍というのはもしも従属国同士の連合軍が帝国を打破した場合、邪魔でしかないだろう。
 かといって、その連合軍を作り出す切っ掛けとなった俺達シャドウミラーに対して無碍にも出来ない……といったところか。
 もしも捕虜がある程度の文明……それこそ、ギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界のように科学重視の文明の出身者であれば、最悪シャドウミラーの住人として迎える事も検討しただろう。
 だが、ファンタジー世界の住人であり、更には言葉も通じず貴族出身という事でプライドだけは無意味に高い。
 ……そんな相手をシャドウミラーの住人として引き入れるのはさすがに遠慮したいところ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ