決戦、VS イルミネーションプラス
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
だが確認することができた。
「き、貴様ぁっ! お前がどうしてそんなことができるんだぁっ!!」
イルミネーションプラスは焦り始めた。
まさか自分の与えた攻撃に足を引っ張られるとは思ってもみなかったのだ。
「わ、わかった!」
あわてて健太はクロムレイバーを構えイルミネーションプラスに向かっていった。
アオイの光のお蔭でイルミネーションプラスの姿がうっすらとだが確認できる。
イルミネーションプラスは動きは予想よりも素早く、ウイングマンの攻撃を避けてみせた。
無駄なことをしていない分、攻撃力をスピードに回しているのだ。
しかし、イルミネーションプラスにはなすすべがなく、健太は勝利を確信した。
問題は時間だった。
ウイングマンのカラーリングも赤に変わり変身していられる時間が少ない。
さらに――
桃子も焦りを感じていた。
アオイの胸の光が徐々にだか目に見えて広がっているのがわかった。
アオイから放たれる光はだんだん強くなっていて胸以外の部分も光を放ち始めた。
恐らく、このままだったらそんなに時間を経ずにアオイはライト人間になってしまう。
桃子もイルミネーションプラスに向かってビームを放って動きを封じようとした。
アオイ自身も自分のライト人間化には気づいていた。
本当なら一緒に攻撃をしたいところだったがディメンションパワーは自分のライト人間化を防ぐために使っていて攻撃には回すことは危険だっと考えていた。
「ケン坊、さっさとあいつをやっつけなさいよ!」
アオイのその言葉に健太も一気に止めを刺すことにした。
いつまでももたもたしているわけにはいかない。
変身のタイムリミットもあるが、暗黒の状態で美紅を待たせているのだ。
ゆっくりなんてしている場合ではない。さっさと決着をつけよう。
「わかった。ソーラガーダー!」
決めポーズをするとウイングマンの各関節部が光に包まれた。
そして、ソーラガーダーが装着された。
「よしっ……」
格好をつけてみたところで健太ははたと気付いた。
「光がないからソーラーパワーが充電できないっ!?」
これではデスボールを放つことさえできない。
空を見上げるとようやく月も顔を出してきた。
しかし、それでもまだ足りない。
アオイの光じゃ徐々に増している。
「ケン坊! 私の近くにくれば?」
言われるがままにウイングマンは近くに寄るとソーラパワーは充電されていく。
しかし、まだ届かない。
「ハハハ。残念だったな、貴様は必殺技を放つことができないらしいな」
イルミネーションプラスは絶望した顔から開放された。
「くそっ! あと少しなのに……どうすることもできないのか……」
健太も頭をフル回転させるがいい方法が考えられない。
アオイはひとつ、状況を打破するアイデアがあった。
今、この状
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ