第2巻
新たな住人×零家の大豪邸×夜の闇に現れた主従
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だ。
『そういえば今日の特別特訓には来なかったけど、もしかしてサボったの?』
「違うよ。ちょっと蒼い翼本社にいる零達也に呼ばれたんでね、たまに仕事を手伝っているのさ」
『なるほどね、ところでこの電話は大丈夫なの?いくら私のケータイでも漆原家の力を使った盗聴もあると思うんだけど』
「それも心配ない、俺のケータイと静乃のスマホの間では盗聴されないような特殊な電波を発している。だから俺の家を探そうとしても不可能なのさ、そういえば今日校長
先生にくっついている子、まーやに会った」
『流石蒼い翼ね。その子の事が好みなのかしら?』
「静乃の事も好きだけど、ああいう天使スマイルを見せられたら誰でも好きになるだろうに。静乃は静乃で綺麗所がある」
と毎日のようにかかってくる電話だったが、もう慣れてしまったので平気でかける。風呂に入っていようが、食事中だったとしても恋仲の一人との電話だとね。その後色々話をしたが、最後に漆原家の理事長には気を付けろという忠告を言った。兄がどうかしたの?と質問が来たが今は分からなくとも、俺の勘が当たるんだと言ってそれは嫌な方だと。
『その子は早すぎる《救世主》覚醒となったから、不幸な事なのは知ってるわよね?学校にも通えないから、友達も作れないし付き合いもない』
「まーやの事なら心配はないぞ。今俺の家にいるから『その話は知らないわ・・・・』今日から俺の家に住む事になったんだ。寮には住んでないけど、一応校長が理事長の企みから生徒を守ると言ったのでな。ホントはサツキや静乃も恋仲の一人として俺の家に住ませたい気持ちで一杯だが、自宅は色々と制約があってな」
『まあいいわよ。あなたの事を守る事ならば、それと何か悩みとかあればまた電話してもいいから。王を助けるのが、私の喜びだもの』
「ははは、俺はお前とは伴侶だったけど、今は学校に通っているから余り夫らしい行動は取れないけどな。じゃあまた明日な」
そう言ってから切ったが、毎夜電話があるのは静乃ぐらいで、サツキは余りしてこない。女子寮に住んでいるから、余り困り事はないけど。また何かしらトラブルとか悩みとかなら、いつでも電話して来いと言ってるからな。あとは安眠守護者としてまーやが来た事になっているとここに来る前に知っていたけど、校則も寮則も自由に変え放題だと言うけど。ここなら別にそうしなくとも家の主である俺が許可出せば住めるようになるし、まーやは学校に行けないから友達が作れないのは知っていた。亜鐘学園の生徒達も皆、強くなるために忙しいから相手している暇がない。俺はそんなマヤに優しく接しているから、校長先生から目を付けて職権濫用しようとしてた。で、寝る時間となったが風呂はもちろん桜花達と入ってから、俺ら男組が入った。
「ここに
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