第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
第三話 龍王招来
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
滅びそうであっても駆けつけよう。それ程の借りがお前にはある。だがな、だかな!足止めって........。久しぶりに暴れられると思ったのに....”
がっくりとうな垂れていた。確かに呼び出したのはかなり久しぶりだけどな
「そう言わないでくれ。これはお前にしか頼めないことなんだ。少し考えてみてくれ?俺が呼び出せる中であいつを足止めできるのはお前か神精くらいだ。そして空中戦である以上、フルスペックを発揮できるのはガルーダしかいない。だがガルーダを呼び出すだろ?あいつなら誰彼構わず、五臓六腑を引きずり出してやる!ってな感じで皆殺しにしそうだろ?だからお前にしか頼めないんだ...」
ガルーダは風を司る神精、そのため空中戦なら無類の強さを誇る。だが欠点というか、性格に何がある
それは残忍であるということ。身内である(と認識している)俺や四大神精、本気で闘ったら勝てないバハムートなどには多少きつく接する程度であるが、相手が格下とわかった瞬間に性格が変わる、スイッチするといってもいいくらいだ
気性は荒く、殺すとしても限りなく苦しむように嬲る。そんな情景をみんなに見せるのは少し、というかかなり気がひける。それにこいつらは殺さずに捕まえなきゃいけないからな
“...確かにその通りだな。仕方がない。行け、蒼炎。この場は俺が持とう”
バハムートはそう言い、敵に向かって突進をする
そのスピードは早いとは言えないが、いままで呆気に取られていたあいつの隙を突くには十分すぎる速さだ
「ありがとう」
俺はバハムートが時間を稼いでいる間に六課隊舎に向かう。まだ間に合うと信じて
「くっ!召喚獣なんて直ぐに元いた場所に還してあげるよ!」
“悪いがこれでも子達の、龍の王を名乗らさせてもらっているのでな。そう容易く負けるわけにはいかん。もっとも、貴様のその細すぎる剣では俺に傷一つつけられやしないがな。ああ、それからもう一つ。運がいいな、今の俺じゃ伝説級魔法攻撃は撃てないから瞬殺ってことはないぞ?”
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ