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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
漆原家の闇×理事長と校長の会談
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扱いされると困るな」

「アレな兄弟がいたら静乃お姉さんも気苦労が絶えないと思うのですが、この学校にいる間はマリお姉ちゃん達が、早々理事長の思い通りにさせないのです。先生は皆、静乃お姉さん自身の意志を尊重してくれるのです」

「確かにそうだな、その方が静乃的にはここにいる間だけは感情を出してきているしな」

それに校長や担任達の顔を思い浮かびながらであるが、そう言う風な指示については創設者零達也の時の俺がそうさせたからだ。静乃の事や理事長が野心家についてを知ってからは、教師や校長に密かに指示を飛ばしている。まあこの学校の事は校長に委ねているし、根っこもそうだ。理事長として置いているのは、漆原家だからだという事だけではなく祖父の代からの親密さがあったからだ。

「そんな感じで満足してもらえたです?」

「ああ。お陰様で情報と照らし合わせたら一致したよ。ありがとな、まーや」

そんで頭を撫でてから、教室に戻ろうとしたがまーやはもっとお話をしたいと言ってきた。まあ沙紀もたまにはいっぱい話したいと思っていたので、ホームルームをサボってこのまま喋って校長先生が来るまでいるとしようと思った。俺の予想だと、今頃校長先生が理事長である屑と話し合っているんだと、そんで俺を駒扱いでもするつもりかと感じた。

「じゃあ今日は校長先生が戻ってくるまでここにいようか、一日ぐらい俺が放課後の特別訓練にいなくても平気だろう。沙紀はどう思う?」

「私も同意します。実戦部隊の特別訓練は白鉄と黒魔の連携としたもんですから、それか零社長から呼ばれたと言えば平気かと」

そう言う事で、俺と沙紀は校長先生が戻ってくるまでここにいる事にした。新たな友達となったまーやと一緒に話しながら待つ事にしたけど、もしかしたらまーやと一緒に住むのかもしれない。理事長の企みを壊すためにしようとしてくるが、俺の家は零家だから校長先生や理事長すら知らない事となっている。今頃はどうなっているのかな?と思いながら、理事長と校長がいるところに小型無人偵察機から盗聴するために俺は通信機を付けながら、まーやとの会話を楽しんでいたけどね。

『何を考えているんですか、あなたは!』

落ち着いた雰囲気の小さなレストランに、冷や水を浴びせるような非難の声が通信機から響いたので音量を小さくした。亜鐘学園校長の四門万里は、久方ぶりのミーティングという事で理事長に誘われ、遅い昼食を摂っていた校長は今、腰を浮かして会食の相手をなじっていた。何の話かと思って付いて来てみれば、いきなり恐ろしい企みを持ちかけられた。そんな事が思いつくと逆に感心するが、人を人とも思わぬ企みでありいつか蒼い翼から抹殺されるであろうか。あと俺らが聞いている事を知らずにしてた。

「それが灰村君を死地へ送り込むに等しいと、分
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