暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第一章 土くれのフーケ
想起
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ながら、架の視界はゆっくりと暗転していった。







「やれやれ、何とも平和的な終わり方だな。」

 架たちのいる少し離れた木の上から一人の男がこの一件の一部始終を見ていた。
 ルイズたちがゴーレム相手に苦戦しているときには出ていくべきかと迷ったが、結局セイバーが一人で片づけてしまったようだ。真っ当な英霊でないにしろ、最優のサーヴァントのクラスは伊達ではないらしい。うちのマスターは好戦的ではないが、戦うことにはなれば苦戦は免れまい。
 それにしても最後はつまらなかったな、と男は思った。自分なら間違いなくフーケ―――ロングビルを殺していた。人の生なぞ、男からしたら最も下らないものと考えるものだった。

「・・・・・っと、そろそろマスターの目を盗んでいられるのも限界か。あいつらも戻るみてぇだし、さっさと帰るか。」

 そう言って、急いで己の主人の元へ戻るべく、

 



 暗殺者は静かにその姿を消した。

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