ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第12話
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「新商品名考えたぞ。」
「どんなの。」
「名付けて軽快痛快『ペット君2世』。」
「何、それ。」
「いや、初代の1世を尊重し、後継商品として2世と名付けたのさ。」
「全く。」
「明日良かったら、荒川の堤防で試着を実施しようと考えているのだが、どうだ。」
「お断りしま〜す。」
「君たちは。」
「遠慮します。」
「そうですか。それでは、僕たちは失礼します。」
「祈里よ、気を付けて帰るのだぞ。」
「ハイ。」
圭太郎と正は、散歩中の犬を連れて公園から去った。
「大丈夫かな。」
「動物たちに無理矢理被せて不幸にしないか心配だわ。」
占いの館
「どうすれば、不幸のゲージが効果的に上昇できるのか。」
「ああ、情けないねえ。」
「これが中将と少尉の差なのか。」
「ウーーーーッ、ウグーーーーッ。やっぱり、何も思い付かん。」
「国立大学出ていない者が。」
「普通、高卒なら幹部にしない。どう出世しても曹官止まりよ。」
「イース様、サウラー様。」
「何だよ。」
「畏まって。」
「どうか、この俺に知恵を貸してください。」
「やっぱり、階級の差が出たわね。」
「ウェスター、本気か。」
「どうかお願いします。何卒、知恵をお貸し願います。」
「どうする、イース。」
「分かった。1つ提言しよう。」
「ありがとうございます。」
「不幸のネタを探すなら、町を散策するのが一番だよ。」
「そうですか。」
「人がたくさんいるから、その中に不幸な思いをしている人々を見つければいいよ。」
「ああ、そうだ。」
「ウェスターよ。じっくり見渡せば不幸の要素は必ず見つかるはず。明日、実行してみよう。」
「畏まりました。」
翌朝
新高島平駅では例の如く、山吹夫婦と蒼乃レミが圭太郎、美希、祈里の3人のお見送りに来ていた。
「おはようございます。」
「圭太郎君、今日もしっかりご同行お願いしますぞ。」
「先生、朝礼を受け、上司に報告をした後、この駅へ戻って来ます。」
「分かったぞ。その時間になれは、再びここへ来る。」
「畏まりました。改めて君たちにもう一度尋ねる。よろしければ帰り、荒川の堤防へ来ていただきたい。」
「美希、お友達のパパたちの仕事ぶり見てあげなさい。」
「ハイ、ママ。」
「祈里、帰り立ち寄ってあげなさい。」
「ハイ。」
「それでは出発します。」
「気を付けて行くのだぞ。」
「ハイ。」
圭太郎、美希、祈里の3人は改札口へ向かった。
桃園家 ラブの部屋
「ラブはん、早よう起きなはれ。」
「う....う.まだ寝たい、眠い。」
「フィリップ〜ゥ。」
「コロン、ドテ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ