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俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
式神の力ってすげぇ...
第十七話 シリアスは突然に
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いつも通り、朝起きて、片っ端から妖怪を退治して行く
どれだけ幼く、どれだけ優しい妖怪でも、片っ端から退治して行く

何も出来ない人間は、妖怪を退治してくれと、困って言うわ。私達、巫女にね
もちろん、巫女は注文通りに妖怪を退治する。そう、最初も言ったように、片っ端にね
どんな悪い妖怪でも、何もしない妖怪でも、ね

でも次第に、嫌になってくるわ。酷いじゃない
何もしていない妖怪も容赦なしに片付けるのよ、それも汚れたお皿のように

妖怪を退治しろとうるさかった人間達も思うでしょうよ、巫女は最低な奴だって
妖怪にも、人間にも、嫌な視線を送られるでしょう? 退治しろって言ったのは誰よ、悪さしたのは誰よ。言わない人も居たし、悪さをしない妖怪も居た
全くどんな理不尽よ

じゃあ退治をやめれば良い?退治しなければ悪さは止まない
退治する理由の元は止まないのよ
じゃあどうすれば良いの?

ゲームをしましょう。誰も傷つかないようなゲームを。そう、弾幕ごっこ、スペルルールを


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「退治をして嫌な目線を送られていた私の先代。先代の博麗の巫女。このままじゃループでしょう? そこで私は弾幕ごっこを作った」

「霊夢は、今までの異変を全て弾幕ごっこで解決してきたのか....?」

「そう、前にこの幻想郷の空を真っ赤な霧で覆った吸血鬼も居たけど。そいつも弾幕ごっこで退治した」

霧で覆って外に出たかったのか、その吸血鬼は
可愛い異変だが大規模な異変だな、それ

「でもね、玉だけじゃつまらないからもう一つ考えたのよ。スペルルール」

そう言って霊夢は一枚のカードを挟み出した
金色に光る縁。二重結界と書かれたそのカード

「簡単に言えば技みたいな物。どれだけ相手を感動させるか、弾幕の魅力を引き立てる為にも必要なのよ」

そのカードに浮かび上がる、四角く渦巻いた線は結界。二重結界だ

「もちろん当たれば痛い。使いようによっては凄く綺麗な物になる。だって、花火は綺麗だけど、あれに当たったら痛いじゃ済まないでしょう? それと一緒。まぁ、中には本気で焼くつもりになってスペルカードを使うお馬鹿さんもいるみたいだけどね」

俺の後ろの方。つまり魔理沙の方を見て霊夢は言った...
流石魔法使いですわ

「ってことは、そのスペルカードは能力を発揮して使うことも出来るのか?」

「ええもちろん。そこの馬鹿は魔法を使うし、何処かのスキマの妖怪なんて電車を呼び出すからね」

そこの馬鹿... 魔理沙の能力は魔法なのか。まぁ、魔法使いだからな
っと言うか紫のあの電車はスペルカードだったのね

「そう言えば、琥珀の能力ってなんなの?」

ああ、言ってなかったな


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