“食欲”の食い違い、“彼ら”のネタバレ
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あろう炎の球体を地に放ち、そこから急いで去っていく。
一方のグラトニーはもう用事も終わったし、ちゃんと属性玉も食べれたのでご満悦といった調子で帰ろうとしたのだが、何か気になるものが目に入ったか彼女は追うような足取りで歩いて行く。
やがてじれったくなったか対象を追い抜いて建物の上に着地し、溜めていた分の空気を利用して壁を地面として蛙のように座りこんだ。
しかし眼下に変身が解けたらしいテイルブルー……津辺愛香とテイルレッドが居るのを見て、少し慌てた様に目を見開く。
そしてテイルレッドが先程のブルーと同様に光り輝いたのと、グラトニーが地面代わりの壁を砕く程の威力で蹴って地面に降りた事―――
「グラトニーさん!? あ、あとテイル……え……み、観束……君……?」
「会長……!?」
「………チッ」
『面倒事になったヤネ、こりゃあなんトモ』
あの炎球の眼隠しの中追って来ていたらしい、そしてグラトニーが気になって追っていたのであろう……生徒会長、神堂慧理那が肩で息をしながら呆然と立ち尽くしたのは、ほぼ同時だった。
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