暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十二話 《古びた記憶-後編-》
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音が先に話し出した
しかし、空音の口から出たのは、思いもよらない言葉だった

空音「戦わせてあげて」

貫は、思わず、目を丸め空音に若干、大きな声になって尋ねる

貫「戦わせてって何でだよ!あれ、下手すりゃ、怪我じゃすまねぇぞ??」

空音は、落ち着いたまま言った

空音「分かってる、それでもよ」

貫は、続けて言う

貫「なんでだ!なんで戦わなきゃいけねぇんだよ??解決策ならいくらだって--------」

空音の言葉が貫の言葉を一蹴する

空音「無い!!!無いのよ、これ以外」

空音は、少し表情を変えた、貫には、それが、とても、不安そうな顔に見えた、しかし、何か堅い決意を感じられた

空音「貫、あなたは、こっちにいたからわからないでしょうけど、あの二人、迅くんとカインは、全てを知ってる、迅くんの実の親の死因、そして、風刹が二人に隠していたことは、他にもう一つあった、自国に追われていたことよ、まぁ、軍の兵長の命を奪ったのだから当然のことよね、でも、風刹は、迅くんの事も守らなけらばいけなかった、それ故に、名前、顔、戦闘スタイルを変え、兵長になった

そして、迅くんとカインとの、別れの時、風刹は、二人を守るために、二人には、手を出さない事を約束してもらった上で、死刑にされた

そして、迅くん達が怒っているのは、親を殺されたからでも、一人にされたからでもないわ、自分達と共に戦わなかった事に対して怒っているの」

貫は、そこまで聞くと、落ち着いた表情で空音に言った

貫「なるほどな、親を殺された事より、一人取り残された事より、戦わなかった事か、、、奴ららしいといえば、奴ららしいな」

空音も落ち着いた声で、貫に続けて言った

空音「そう、でも、もちろん、親を殺されたり一人になったことも、辛かったはずよ、迅くんに至っては、親が風刹に殺されたなんて、大佐になるまで知らなかったらしいから
でも、迅くんは、分かってる、風刹が、迅くんの両親をやったのは、他の誰かによる作戦にはまってしまっただけ
迅くんは、そんなことを引きずったりはしないわ、それが、迅くん、風刹 ?の一番弟子、風雅 迅なのよ」

空音の顔は、少し赤くなっていた
しかし、ボソっと貫は言った

貫「最後の方、迅の事しか言ってねぇよな、、、、
カインのために、俺が言うけど、一人取り残されたても、ただひたすらに戦い続けた、先に進むために、戦わなかった風刹をギャフンと言わすために、そう、誰にも負けない行動力を持っている、風刹 ?の同率一番弟子 それが、火蛾 カインだ」

貫の顔は、少しキメ顏になっていた、それを見て思わず、空音が吹き出す

空音「ふふっ」

貫が、空音が笑ったのに気がつき、空音を見て、顔を赤くする
もちろ
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