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妖精の義兄妹の絆
妖精の義兄妹
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マグノリアの至るところで町の人々か慌てていた。
《マグノリアをギルダーツシフトへ変えます。町民のみなさん!!すみやかに所定の位置へ!!
繰り返します。〜》

わー わー

放送を聞いて町中がパニックを起こしていた。
その頃ギルドでは…
「100年クエスト…。100年間…誰も達成できなかった仕事って事ですか…!?」
「それにしても騒ぎすぎじゃないかしら…ってアンタ何してんのよ。」
「いや、見てたら掃除したくなって。」
シャルルはギルドのみんなと一緒にテーブルや荷物を片付けていたエマにつっこんだ。
「マグノリアのギルダーツシフトってなんだ?」
「外に出てみればわかるわよ。」
そう言われてタクヤたちは外に出て町を見た。

ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

すると、突然町から地響きがなった。よく見てみると建物が移動していた。
「う、うそ!?」

デデェェン

建物は町の隅にやられギルドの前には大きな道ができた。
「街が…割れたーーーっ!!!!」
「すげぇーーーー!!!!」
「ギルダーツは触れたものを粉々にする魔法を使うんだけど、
ボーっとしてると民家もつきやぶって歩いてきちゃうの。」
「どんだけバカなの!!?」
ルーシィは呆れながらも驚きを隠せなかった。
「その為に街を改造したって事かよっ!!?」
「すごいねシャルル!!」
「えぇ…すごいバカ…。」
そしてギルドに向けてゆっくりと歩いてくる人影が見えてきた。
「来たーーっ!!!!」

オオオオ!!

みんな玄関の前に集結しギルダーツの帰りを心待ちにしていた。
タクヤたちもまだ見ぬギルダーツに胸を高鳴らせていた。
そして…









「ふぅ。」
ギルダーツがギルドに帰ってきた。
「ギルダーツ!!!オレと勝負しろォォォーー!!!」
「いきなりソレかよ。」
ナツはギルダーツが帰ってくるや否や勝負を申し込んだ。
「おかえりなさい。」
「この人がギルダーツ。」
「む。お嬢さん。確かこの辺りに妖精の尻尾ってギルドがあったハズなんだが…。」
「ここよ。それに私ミラジェーン。」
「ミラ?」
ギルダーツはミラジェーンの顔をしばらく見つめると、

ポン

「ずいぶん変わったなァオマエ!!!つーかギルド新しくなったのかよーっ!!!」
「外観じゃ気づかないんだ…。」
その時、

ドドドド

「ギルダーツ!!!!」
ナツが全速力でギルダーツに近づいてくる。
「おおっ!!ナツか!!!久しぶりだなァ。」
「オレと勝負しろって言ってんだろー!!!」
「また今度な。」

バチィ

「ごぱっ。」
ナツの渾身の拳を軽々あしらい、その勢いを利用してナツを天井へ
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