マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0918話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
官は……
「なら提案なんだけど、あの竜騎兵部隊とやらに密使を送ってみてはどうだろう? 帝国の軍事力は大きく下がっていて、こちらとしては今回集められた君達と戦うつもりはないと告げておけば、以後の行動もスムーズに進むのではないかな?」
そう。オーブ軍の指揮官として派遣されてきたのは、砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドだった。
……ここは砂漠じゃないけどな。
そもそも、バルトフェルドはザフトを抜けた後は世界を放浪していた。
コーヒー豆を求めて南アメリカに行って内戦に巻き込まれたり、フェイトと協力して独自のブレンドを開発して売り出したり、といった風に。
オーブに協力的ではあっても、オーブ軍の軍人ではなかった訳だ。
だが、それが今回の件で変わった。
あの時の帝国のホワイトスター襲撃によってコーヒー関係での知り合いが行方不明になったらしい。そして今回の門世界に対する異世界間連合軍の話を聞き、臨時的にオーブ軍の所属となった。
普通であればそんな真似は出来ないのだが、前大戦でシャドウミラーとオーブに協力した事や、ザフト所属時の高名、アスランやカガリからの推薦といった要素が複雑に絡まり、何とか実現したという話だ。
もっとも少し前に話した時には、この門世界にもコーヒー豆があるかもしれないからそれを見つける為だと冗談めかして言ってたけどな。
「竜騎兵部隊に密使を送るにしても、当然向こうにも帝国軍から派遣された監視役がいるのでは?」
そう発言したのは、ギアス世界から派遣されてきた人物。
確か星刻の下で働いているのを何度か見た記憶があるが、名前は何だったか。
ともあれ、その人物の言葉にバルトフェルドも同意するように頷くが、次の瞬間にはニヤリとした笑みを浮かべる。
「確かにその通りだろう。けど、竜騎兵部隊の人数が50人程度だと考えると、監視役というのはまず数人程度……多くても10人はいないと思われる。それ以上の人数がいるのなら、帝国軍で部隊を編成出来るだろうしね。なら戦場で部隊行動をしている時ならともかく、現状で竜騎兵部隊の全てを完全に監視する……なんて真似は出来ないだろう? 特にこの世界では科学技術が発展していないんだ。監視カメラの類なんかも当然無いだろうしねぇ。……ただ、それとは違って監視するための魔法はあるかもしれないから、注意が必要だろうけど」
バルトフェルドの言葉を聞いていた者達が頷き、やがてその視線が俺の方へと向けられていく。
この場にいる者なら当然俺の影のゲートについては知っているだろうから、無理もないんだが。隠密行動をする上であれ程頼りになるものはないし。
ネギま世界の出身者……と思いきや、転移魔法を使えるのってこの場には俺くらしいかいないんだよな。何だかんだ言って転移魔法はか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ