−All start prologue−
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平行世界、というものをご存知だろうか。
同じような世界が複数、しかし、違う物語を持って誕生し、同じ時を過ごす。
それは幾つも存在し、その数だけ物語は違った。
ではその平行世界は何処に存在するのか。
答えよう。《主世界》だ。
主世界が全ての平行世界を管理し、物語を紡いでいく歯車。
歯車が乱れた際の平行世界の乱れ、あるいは規格外の存在によって、決して出会うはずの無い人々が出会うこともあった。
だが、そのサイクルはいつか途切れる。
平行世界の中に住む存在が穢れ、それに失望した主世界は全ての平行世界を終わらせる。
そんな永遠の繰り返しは、途切れる事を知らない。
たとえ平行世界の住人達が拒んでも、どれだけ泣き叫んでも、その終焉は必ず訪れる。
だが、今回の世界はそうもいかないらしい。
強大すぎる力を持つ者が多数存在し、さらに全ての常識を覆すような完成した存在が、全ての終わりを拒んだ。
神を喰らい、力を手に入れた者。
神の力を賜り、全知全能となった者。
絶対なる《主》によって創られた《白亜宮》から訪れた者。
死を拒み、意思をデータとして残した者。
数多の神器を操り、神殺しと呼ばれた者。
その他にも、たった一人でも存在すれば世界のバランスを崩しかねない存在が集まり、
共に力を募らせた。
さあ、彼らは《終末》に抗えるか……さあ、最期の宴の始まりだ。
____________ルーク、ルーシクス、そしてアルマの名を持つ存在は、その手に持つ本を閉じた。
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