―封印・降臨―
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、効果が無効にされエンドフェイズで破壊される、そのターンの獣族モンスター以外の特殊召喚の制限――など、無視できないデメリットはあるものの、それらがあろうと強力な魔法カード《魔獣の懐柔》。デッキからレベル2以下の獣族モンスターを三体特殊召喚する、という効果であり、カオス・ソーサラーのフィールドに三体の獣が並ぶ。
さらに《魔獣の懐柔》のデメリットは、専用のデッキならばほぼ無視できる範囲内である。
「さらに手札のこのカードは、フィールドの《モジャ》をリリースすることで特殊召喚出来る! 現れろ《キング・オブ・ビースト》!」
《モジャ》の効果が無効になっていようとも、手札のカード効果は無効になってはいない。愛くるしい姿だった《モジャ》は急成長していくと、獣たちの王――その名に相応しい雄々しい姿、《キング・オブ・ビースト》へと進化する。
「さらに《封印獣ヌヌラオ》をリリースすることで、《百獣王ベヒーモス》をアドバンス召喚!」
さらに二体目の最上級モンスターとして、紫色に変色した岩のような皮膚にたてがみをたなびかせ、獰猛な牙を持った悪魔のような獣がアドバンス召喚される。《百獣王ベヒーモス》は最上級モンスターであるものの、その攻撃力を2000に減じることで、リリースに必要なモンスターを一体にすることが可能な効果を持つ。
「さらに《百獣王ベヒーモス》のアドバンス召喚に成功した時、リリースに使ったモンスターの数だけ、墓地の獣族を手札に加えることが出来る。私は墓地の《封印獣ワツム》を手札に加え、カードを一枚伏せてエンドフェイズに移行する」
《百獣王ベヒーモス》のアドバンス召喚時の効果を使い、初手の《手札断殺》によって捨てた《封印獣ワツム》を手札にサルベージする。さらにリバースカードを一枚伏せ、エンドフェイズには《魔獣の懐柔》の効果により、特殊召喚された《封印獣イヌン》は破壊される。
「フフフフ……エンドフェイズになれば安心したかもしれないが、まだまだ私のターンは終わっていない! 破壊された《封印獣イヌン》は、破壊された時《封印の真言》を手札に加えることが出来る。さらに……もう一枚」
カオス・ソーサラーは、彼のデッキにとってキーカードとも言える永続魔法《封印の真言》を手札に加えることに成功するとともに、もったいぶりながら手札のモンスターを表にする。そのカードはモンスターカード――《森の番人グリーン・バブーン》。
「このカードは獣族モンスターが効果で破壊された時、1000ポイントのライフを払うことで特殊召喚出来る! 現れろ《森の番人グリーン・バブーン》!」
カオス・ソーサラーLP4000→3000
最後に《魔獣の懐柔》のデメリット効果を逆手に取った、ハンマーを持った巨大なヒヒの特殊召喚。これでカオス・
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