プロデュエリスト編
episode1 ーEvolution Insectー
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レンカから離れて行く。
「さて、ようやく二人の話は終わったようだぞ。両者準備はいいか!」
その声に従い、デュエルディスクへと自分のデッキを差し込み、構える。
「さぁ、勝つのは昆虫族のエキスパート、インセクター羽蛾か!それとも、未だ黒星をつけられていない漆黒の竜使い、レンカか!今、決戦の火蓋が切って落とされる。」
MCの熱いアナウンスが会場へと響き渡り、より一層ギャラリーたちの声援もヒートアップし、今この瞬間に会場のテンションが頂点へと達する。
「「決闘」」
インセクター羽蛾:LP4000
レンカ:LP4000
「ひょひょっ、俺の先行ドロー!共鳴虫を守備表示で召喚だ。さらにカードを二枚伏せてターンエンドだよ。さぁ、君のターンだ。まぁ、せいぜい足掻くといいよ。」
コオロギを模したモンスターが羽蛾の場へと召喚され、その半透明の羽を震わせる。
「おおっと、羽蛾選手!リクルーターと伏せカード二枚という慎重な立ち上がりだ!さて、レンカ選手はどう動く!」
「……ドロー。仮面竜を召喚。」
良く言えば、冷静。悪く言えば無口。レンカが召喚したのは羽蛾が召喚した共鳴虫と同じリクルーター。だが、共鳴虫の守備力は1300に対し、仮面竜の攻撃力は1400とギリギリ戦闘破壊が可能のラインだ。
「……バトル、仮面竜で共鳴虫を攻撃する。」
レンカの指示を受け、仮面竜は共鳴虫へと火炎弾を吐き出し攻撃する。
「破壊された共鳴虫の効果発動!デッキから攻撃力1500以下の昆虫族を特殊召喚できる。俺はアルティメット・インセクトLV3を特殊召喚!」
背中に鋭い棘が何本も生えた昆虫が姿が召喚される。だが、その醜悪な容姿に会場から悲鳴やブーイングが漏れる。
「おおっと、羽蛾選手が共鳴虫で召喚したのは、アルティメット・インセクトLV3!LVモンスターはある一定の条件を満たすことで進化することができ、さらにレベルが高くなればなるほど強力な効果を持つ特殊なモンスターだ!さぁ、このモンスター相手にレンカ選手はどう戦う?」
「カードを二枚伏せ、エンド。」
だが、レンカはMCの言葉すら完全に無視し淡々とデュエルをプレイする。
「俺のターンドロー!そして、この瞬間アルティメット・インセクトの進化条件が満たされ、LV3からLV5へとレベルアップする!俺はアルティメット・インセクトLV3を墓地に送り、デッキからアルティメット・インセクトLV5を特殊召喚するぜ!来い、アルティメット・インセクトレベル5!」
アルティメット・インセクトが光に包まれる一回り大きく育った姿へとなる。
「さらにアルティメット・インセクトはアルティメット・インセクトの効果で召喚した時、そ
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