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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
実技授業後の会話
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長しているというのが自覚があるのは成長している証拠ね」

一年生の白鉄はまず基礎として、全身にある七つの門から《通力(プラーナ)》を汲み出せるようになるべく特訓する。全ての門は丹田・心臓・眉間・両腕・両足でサツキは既に両手両足眉間の五つの門を開く事に成功しており、大半の一年生がまだ一つか二つしか開く事が出来ない状況と比べれば、目を瞠るような成果とも言える。

「私の実力ではまだ実戦部隊の先輩達と特訓しているから、実力差が分かるようにはなってきたけどまだまだだわ」

「そうね。他の一年生と比べたら凄いだけで、諸葉は他の一年生や実戦部隊の先輩以上に戦闘力を持っているからかしらね。嵐城さんはまだ基礎が出来てないけど、このまま地味な訓練を行えればランクCには行けると思う。あとは諸葉との模擬戦をすると先輩方も強くなっている様子」

そういう風に言っていた二人だったので、無人偵察機で学園内を大量にばら撒いていたのか。女子更衣室の会話も聞いてしまったが、正直これは野暮だと思ったCBのメンツ達だった。これを隊長である諸葉=織斑総司令官に聞かせたら、ますます訓練を厳しくなると思ってか聞かなかった事にした。一方で、実技授業ではほとんど見学として見ている俺としては正直暇だった。光技も闇術も使えない者にとっては、暇でしょうがないので終わったら校長室に行こうと思った。
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