3.ドックぐれーあっぷ
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た。
ドック(海上)だ。イヨッシャァァァァアァァァァァアァアァァァァァァアア!
やっと船体を入れれる!雨風に直にさらされずに済む!あれ結構きつい。しかも暑かったんだからな!すぐに全力疾走。
「妖精さん!機関始動!武装ロック!」
第一艦橋の電子機器が順番に起動して行き最新情報に更新。
妖精さんが慌ただしく動き出し、点検が終了。
「アメストリア、抜錨!30ノットで低速航行!」
最大戦速は80ノット程だが、突っ込むとまた座礁するため、低速で行く。
え?30ノットって高速だって?知らんがな。
前後四つの錨が巻き上げられ、ゆっくりと前へ進んでいく。
スクリューが高速で回転し始め、大量の海水をかき混ぜて行き白い航跡を残してゆく。
しかしこの船、旋回が非常に遅いのである。九十度回頭するのに五分掛かる。
舵を操り、ゆっくりとドックを目指す。誘導灯を確認。
「20ノットに減速、方位そのまま」
ドックにゆっくりと入港する。
「機関停止。」
と、同時に固定具が船体をしっかりと支える。
ジリリリリという警報ベルが鳴りハッチが閉まりドックを密閉し、海水が排水されてゆく。
そして回転型のライトが点灯し、点滅すると下の堅く閉ざされていた地面が割れ、この船体をロックしている板が下降してゆく。
「おぉ......すごいな...どちらも」
この地下ドックも、作った工廠長も。
巨大な空間が広がり、本当のドックに入港。
鋼鉄のドックに到着し、板が移動を止めたのを確認し、ドックに転移する。
ついでに艦長妖精さんを肩に乗せ、技術担当の妖精さんに出て良いように言っておく。
我先にと散らばっていったが。
「どうじゃ?アメストリア」
「すごい...予想以上だ。本当に感謝する」
「いいわい。わしも中々作り甲斐があったしの」
まさかここまで作れると思わなかった。完全に図面通りに再現されている。
建造妖精が倒れているが、気にしない。
「外に出る手段は?」
「あっちのエレベーターからドック(地上)の奥に繋がるようにしておいたわい」
「了解した」
エレベーターに入り、地上に上がってゆく。
しかし未来感が無い。WWII時の塗装で、軍事用っていう感じがすごい。確かにさ?工廠長達は兵器しか作ったことが無いのは分かるけどさ?もう少しカラーバリエーションなかったの?
後、一つ重大な問題がある。
アメストリアの船体の一室に武器庫という部屋がある。
そこには大量の重火器がガンラックに置かれており、M9やガバメント、G17、M93RからG36が少し変わった感じのアサルトライフルや馬鹿でかいライフルやAS-50、果てにはM20対戦車ロケットランチャーやM2重機関銃やキャリバー50などまで何でもあるのだ。
何故戦艦に武器庫が?と思ったが、アメストリアの船体は
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