ワールド・カタストロフ〜クロスクエスト〜
Round《6》〜ストロンゲスト・カタストロフ〜
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。つまりお前が習得した故に得た派生スキルも、皆俺のモノになるのさ。お前が《英雄剣》とか《翔翼神》をもとにゼロから創った心意技も、ぜーんぶ俺のモノってわ・け」
「そんな……そんなの、チートだろうが……」
「はぁ? 今更何言ってんだよ。
お前、今まで言われたことなかったのか? チートだ。そんなのありえねぇだろ、ってな。俺はあるぜ。何回も。もう何十個も世界を回ってるけど、その度に罵倒されて来てる――――けどな」
そこで彼は。
ニタリ、と笑って。
「そーいうのが、全部許されてんだよ、俺は。喰らえ。これが俺の――――レベル87594の一撃だ」
端数がリンのレベルと同一のレベルの、そのステータスを以て。
いつの間にか握っていた、《ソード・オブ・ヒーロー》で、リンの体を刺し貫いた。
たったそれだけで、Lv1の貧弱なHPは、急速に減少し――――
ゼロのところで、止まった。
――――ありえねぇ。
――――こんなの、在っていいのかよ。
【Forth―Battle:Winner is Zinn!!】
消えゆく意識の中でリンが思ったのは、理不尽な世界への罵倒だった。
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