第5巻 村出発と最初の冒険
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な!」
「な、なんの覚悟で?」
「そもそも剣を振る相手を間違えてんじゃねぇ!自分よりも弱そうな動物に剣を向けるな!戦う相手に剣を向けろ!」
……少々お待ちください。アマ公に剣振ったおっさんに仕置きしてます。
「さて、さっきの壁が気になるし行くかアマ公!」
「わん」
「まったくかわいいアマ公に剣向けるたぁ、スサノオの奴……」
壁画前。
「こりゃすげぇな」
「確かに大した壁画だなァ。……そういやここには木を成長させる水晶玉が祀られているんだっけェ?この壁画を見る限りその話はまんざらウソでもなさそうだぜェと言いたい所だけど……この壁画何かが足りなくねェか?」
「多分……太陽じゃねぇか?アマ公、書き足してくれ」
「わん!」
壁画に太陽が書き足される。
すると道を塞いでいた岩が砕け散った。スサノオがなんか言ってから走っていく。
俺達も奥に行くと、小さな木の芽が植わっており、祭壇?のような場所があった。
「……こりゃモノモノしい場所に出たぜェ。これがスサノオのおっさんが言ってた秘密の鍛錬場ってヤツなのかよォ」
「そのスサノオがいねぇぞ?ま、いっか。先進もうや」
立て札には、神木瀧桜とある。
「でも、御神木なんてどこにもねぇよなあ?」
「そうだな」
そして中央にある木の芽を調べる。
なにやらかすかにサクヤ姫と同じ香りがするとイッスンが言い始める。確かに同じ匂いだ。
多分、これが塞の芽なんだろうな。分身みたいなもんって言ってたし。
他に探す場所はなさそうだったので木で塞がれている所を斬って進む。
奥へ行くとスサノオがいた。
「チェストォーッ!!」
「なんだ?」
「おのれ面妖な妖怪め、どこから入り込みおったぁ!?」
「妖怪……?」
「どうみても動物じゃねぇか。動物相手になら強気か?」
どう見ても球の上で器用に立って寝てるくまです。かわいらしいともいえるような奴です。
「うぬぬぬ……鍛錬場に殴り込みとはいい度胸だ。我が新技の餌食にしてくれよう!」
「ちょ……ちょっとおっさん。ありゃただの寝ぼけてる熊じゃ……」
「問答無用。我が剣はすでに滾っておるわ!では参る!スサノオ流……四字印k「やめい!」へぶしっ!!」
パッシーンっといい音が部屋に木霊する。ハリセンでスサノオの頭を叩いた音です。
「自分より弱そうだからって剣を滾らすなや!それに動物に剣振るなってさっきも言ったばかりだろうが!少しは反省しろやゴラァ!!」
「ぎゃああああああ!!!」
……少々お待ちください。かわいい熊に攻撃しようとした馬鹿を仕置きしてます。
え?俺?かわいい動物の味方です。
その後ス
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