特訓
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「さぁさぁ!中君!どんどん行きますよ!!」
「くそっ!なんで、そんなに強いんだよ!!」
あの日からしばらく経ったが、未だに俺の特訓と勉強は続いている。知識方面については、これも転生した影響なのか、かなり物覚えがよくなっているのかどんどん覚えられた。たぶん、これならIS学園にいくことになっても卒業まで困ることはないだろうってくらいだ
んで、今は特訓が中心のメニューになっているのだが…
「甘い!」
「うそだろ!?」
14基のピストルビットを潜り抜けて接近戦に持ち込もうとする加賀さん。 俺はそんな加賀さんの進行方向にホルスタービットを展開し、なるべく距離をとろうとするのだが、それさえもアッサリと回避される
「くっ!GNフィールド展開!!」
突き出されるランスを間一髪、GN粒子のシールドで防ぐ。幸い、シールドエネルギーは削られていない
あ、危なかった…
「ふぅ、それじゃ、ここまでにしておきましょうか」
「お、終わったぁ〜」
ビットを戻し、機体を空中から下ろした俺は、サバーニャを銃の形のネックレスに戻して倒れこんだ
そんな俺の様子をどこか、微笑ましそうな様子で見ていた加賀さんは自らが乗っていた機体を他の職員に任せていた
「まぁ、初期に比べて、大分良くなっていますよ。これなら、すぐに代表候補生レベルにはなるはずです」
「そ、そっすか……。 にしても、加賀さん、毎度毎度強くないですか? しかも、使ってるのってあれ、ジンクス…量産型でしょ?」
先程まで加賀さんが使っていたのは、我らゴッドカンパニーが製造する量産機。その名もジンクス。
そう、あのガンダムOOに出てきたあれだ。某不死身のコーラが乗ってる奴だ。色は赤
「これでも、中君に教える立場ですから。 強くなければ、意味ないでしょ?」
「な、なるほど…」
とはいえ、ここまでこれたのも、加賀さんや他の職員さんたちの協力があったからであってだ。
最初は、馴れない脳量子波に悪戦苦闘し、ビットの操作すら儘ならない状態だったのをめげずに繰り返し繰り返し教えてもらったのだ。
おかげで、今はホルスターも含めた28基のビットを動かしながら俺も動けるようになった。
脳量子波も十分凄いが、加賀さんたちの教えかたの上手さにも驚かされる
「それでは、今日はこれで終わりにしておきましょう。 あとは、着替えて部屋で休むといいですよ」
「りょ、了解です…」
では。と、笑って研究所に戻っていく加賀さんを見届けたあと、俺は、疲れた体に鞭打って更衣室で着替えを済ませ、会社内に用意された俺の部屋に戻る
部屋にたどり着いた俺はすぐに備え付けられた
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