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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
亜鐘学園理事長の思惑と企み
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には蒼い翼所属の者が近くにいるので、ここに来る前に桜花と結衣から出来るだけ野心家の兄から聞き出してほしいと言われたから、これで聞き出しは完了だと彼女も思った。

「では、静乃よ。近い内に灰村君を招待するように」

兄は一方的な命令をしてから、また電光スクリーンに視線を戻す。するとちょうど実戦部隊が戻ってきて、諸葉が静乃の事を聞いていた時だった。人形のように無表情となってしまうが、不可能を可能にしてしまう諸葉や蒼い翼が何とかしてしまうのではと思いながら理事長室を出た。出た後に桜花と結衣が手でおいでおいでという事で、静乃は向うと今までの事は全て聞いていた事を驚愕していた。そしてこれを元に、蒼い翼に報告をし行動に移すのは諸葉自身だと伝えた後に立ち去った桜花と結衣。静乃は今まで通りの行動をしても良いとの事で、嬉しさ半分兄の企みをぶっ壊す事が出来るのかという心配だった。
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