10歌といのり
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公式レーティングゲーム初戦を一週間後に行われるとソーナから聞いた夜
「はぁ〜」
俺は一人誰も居ない中庭に座っていた
「サイラオーグは王の中でイッセーの次にパワーがあると言われている上級悪魔なんだよなぁ〜」
今考えているのはサイラオーグ戦までの修行内容と戦い方だった
『〜♪』
歌が聞こえる、美しいけどなぜか悲しい歌
「誰だろう?」
歌の聞こえる方に歩いていくといのりが歌っていた
「眠れないの?」
いのりが僕に気づいて聞いてきた
「うん、邪魔してごめんね」
「別にいいよ」
怒ってはないんだね………それにしてもいのりの歌声きれいだなぁ〜
「歌好きなんだね」
「………うん、私のすべてだから」
なんだか寂しそう………前の世界で歌っていたからかな
「もう一度歌って?」
「……うん」
歌い出した
『〜♪』
いい歌だけどどこか寂しくいのりの心の叫びが聞こえてくるみたい『帰りたい』って
「いい歌だけどどこか寂しい」
「どうしてもそう思うの?」
それはねぇ〜
「いのり泣いてるよ?」
そう、いのりは泣いているんだ。俺はそっといのりを抱きしめる
「いのりごめん、僕は君の好きな人とは違うから、いのりの支えになれないかもしれないけど僕は君を守るよ」
「ありがとうヤマト、けどヤマトは集とは違うけど私の大切な人だよ?」
「ありがとういのり」
俺達はしばらく抱き合っていた
「ねえ、いのり」
この提案はつらいかもしれないけどいのりにやってほしい
「なに?」
「僕たちで歌を歌わないか?」
機材とかはサーゼクスに任せられるからいい、あとはいのりがやってくれるかになる
「……やろうかな」
良かったやってくれて、嫌われると思っちゃたからな
「一週間後の初戦があるから先になるかもしれないけど、二人でがんばろうね?」
「……うん」
さてと、明日も早いし寝ようかな
「部屋に戻るけどいのりはどうする?」
「私の部屋で寝よ?」
せっかくのお誘いを断るのは悪いからそうさせてもらおうかなリアスと簪には悪いけどね
「せっかくだからいかせてもらおうかな」
「なら行こ?」
いのりの部屋は中庭に一番近い部屋になっている
「そういえば名前決めてなかったな」
二人でベットに寝ていたら活動する名前を決めてないのに気づいた
「『EGOIST』はどう?」
EGOIST……いのりが向こうの世界で活動していた時の名前だよな
「そうだね、EGOISTでいこう」
俺達二人のEGOISTが誕生した
「後このことはリアスと眷属の皆に
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