第2巻
作戦行動開始×CBと実戦部隊での戦闘風景×凱旋風景
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「灰村隊長、お待ちしていました!」
「待たせたな。で、状況を報告せよ」
「はっ!現在異端者とドウターはまるで結託したかのように動いていますが、我々地上部隊は前方にいる小型ドウターを葬る事で後方にいる異端者の道を空ける所です」
「なるほどね、では俺は『実戦部隊』に報告をしよう。沙紀は後方にいるであろう『実戦部隊』と合流せよ」
そう言いながらハンドガンを持ち、剣を抜いてから、最前線にいるドウターを駆逐しながら後方にいる迅に伝える。ちなみに迅には俺らCBが使う通信機を預けている。今頃は定石展開として、百地先輩が威力偵察をするだけど沙紀を向かわせたので問題はない。
「全部隊に告ぐ!ドウターを全て倒したらターゲットである異端者を『実戦部隊』に委ねる。また異端者の弱点が分かり次第報告せよ!」
『地上班了解!/IS部隊了解!』
そう言いながらも、俺ら地上部隊は小型ドウターであるヒト型や四足歩行の獣類を倒しながら進むが、相変わらずドウターは物量での攻めである。対して《異端者》の情報は集まってくる。今回のは、全長十数メートルの黒豹のような化け物である。一番後方にいるが、その後ろにはゲートを確認したので俺は門を破壊するべく動いた。黒豹で瞳は金色、森を破壊しながらまるで門を守っているかのように見えた。一方沙紀は《移ろいの門》によって来たであろう迅達部隊を確認後に降り立った。
「お待ちしておりました皆様方」
「全く相変わらずお早い到着のようで、・・・・それで?《異端者》の情報は『呼んだかな?石動隊長さん』おや灰村特別顧問」
『この声をスピーカーモードとして・・・・、現在俺を含めたCB部隊は前方にいるドウターを排除している。で、今回の《異端者》は沙紀』
「はい。まずはこの映像をご覧下さい」
沙紀は指示通りにして、投影型の端末を取り出してから現在の状況を映像で伝えた。前方はドウターで埋もれていて、後方にいる異端者は黒豹型で体の硬さはまあまあ硬いし、体毛がまるで針金のように尖っていてまるで槍のようだ。針の雨があるため、防御力は高いが弱点が炎である事で《火炎》以上の火力で倒す事が可能。あとそこから二〜三キロに森の開けた場所があり、『実戦部隊』の実力が出るのはそこだという事も詳しく伝えたのだった。
「なるほどね、流石はCBの情報網。すると灰村特別顧問は、前方のドウターを片付けながら後方の《異端者》を誘導している訳ですか」
『そう考えたいが、俺には策有りだ。まず俺の相棒であるダハーカを召喚し、黒豹型を転移魔法で開けた森に移動させる。動けなく
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ