第2巻
作戦行動開始×CBと実戦部隊での戦闘風景×凱旋風景
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である。隊長として感謝と同時に灰村特別顧問に感謝する」
堂々たる声で労いを掛けたが、CBとの情報網や策が無ければ今頃どうなっていたかは分からない。まあ石動隊長がそう言った事で、非常事態宣言解除と解散の合図となったので、遠巻きにしていなければならなかった予備隊員が駆け寄ってくる。
「今日も正確な策を考えたり、ドウターや異端者を倒すという大活躍だったね。兄様!」
サツキが一番に俺の所に来ては抱き着いてきた。他の隊員から冷やかすような口笛を吹いた者には、不意打ちとして後方からハリセン叩きの刑に処した。全生徒は知っていたが、隊員達は戦闘が終わったのか忘れていたようだった。
「ホントなら公衆の面前で抱き着く事はしないが、前回同様いいだろう」
「わぁーい、兄様からのお許しが出たので早速!」
最近めっきり行為をしなくなったのか、女の甘い体臭を嗅ぐ事で理性を保つ事で精一杯だった。念話で沙紀はいつでもという事で、では今夜でもと約束をした。妹だと思えるようにしているが、俺としては恋仲のような雰囲気だろうと思ってしまう。毎日スキンシップ的な事をされも慣れてしまった俺に対して、男子生徒からの嫉妬や妬みが聞こえて来るので最初は後方からのハリセン叩きの刑にしたが、最近俺としていてもそう言う風に見ていない。流石にハリセンを持つ俺に畏怖を持ったようだ。
「そういえば静乃はどうしたんだ?予備隊員だから、ここに集合する決まりのはずなのだが」
「何かここの理事長に呼び出しがあったのよ。諸葉達が戦っている間に」
理事長?ああアイツか、漆原家で実兄がここの理事長をしていると聞いた。亜鐘学園は私立という体裁があるため、経営者という立ち位置的な理事長が存在する。意外と気さくでよく生徒の前に顔を出す校長とは違い、俺は今まで理事長の姿を見た事がない。漆原家がここの出資をしていたために、蒼い翼が創立者なのは変わらないが横槍を入れて来たのが漆原家で、よく零家と対立している。話し合いで、創立者は零達也となったが、理事長は漆原家となった。でもまあいつでも解約辞表出せるので、何かあったら報告を。と蒼い翼から言われている。
「俺らが戦っている最中でお呼ばれか、それにしても心配だな。今まで姿を現してない理事長と会うだ何て、サツキも心配じゃないのか?」
「漆原ばっかり心配していると思ってたけど、確かに心配よねー」
理事長とどういう関係かを考えていたがまあいい。こちらは戦闘狂の場面を見ていたのか、たまにサツキでも俺が笑っていると別の意味でヤバいと聞いた。俺達が《異端者》と戦闘中だった頃、理事長室の窓際に一人の男が立っていた。後ろ手を組み、校庭の電光スクリーンを見上げる。『実戦部隊』の戦い振りというより、CBと一緒に戦っ
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