どうやら、転生とかしちゃうみたいです
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「うっ………痛ぇ……」
頭が痛い
突然の頭痛を覚えた俺は、軽く頭を叩きながら目を覚ました。昨日は、徹夜でゲームをクリアした後に、朝陽が昇るまでアニメを見ていたのが悪かったのかと少し反省する
「くそ、今何時だ……」
「死者に時間もくそもあるかよ」
不意に頭上からかけられた声。低く、しかしはっきりとしたその声を聞きながら、俺は、頭痛を堪えてうっすらと目を開けた
「よぅっ、目ぇ覚めたか?」
まず、目に飛び込んできたのは輝くような金髪。そして、ピアス
更には、その頭の上に浮かぶ光るリング
俺は、いつ、こんなコスプレDQNを家に上げたのだろうか
「おい、誰がコスプレDQNだ。あぁん?」
ネットではお約束である
「……待て、いろいろとおかしいぞ。この状況」
だんだん意識がはっきりしてくると、今の自分の置かれている状況が異常であることが分かった
一面、白一色なのだ。 何時間寝ていたのかは謎であるが、少なくとも俺の部屋が真っ白に風化するほど時間は経っていないはずだ
「なんじゃこりゃ……」
「やっと本題かよ……。 マジでトロイな、人間ってやつは」
先程から目の前で退屈そうにこちらを見ている金髪DQN
誘拐でもされたのか?俺は
「……金ならないぞ……」
「俺の見た目が気に入らねぇのはよっく分かった。だが、安心しろ。んなことには一切合切興味はねぇ」
「その見た目で、全く説得力がない。そもそも、金に興味のない人間なんぞいるもんか」
「お前らみたいな低俗なのと一緒にすんじゃねぇよ。俺はこれでも、神様やってんだ」
わかったか?とにらみを聞かせて、こちらを威嚇してくる自称神様と名乗ったDQN
そもそも、今の体勢がう◯こ座りであるため、ますます、DQNに拍車がかかっている。
「なんだ……電波か」
「ちょっと待てやゴラ」
自分の中でほとんど納得しかけたのだが、本人から待ったをかけられた。 何か、俺は間違ったことを指摘していたのであろうか?ちゃんと、見た目のみならず、その言動、溢れ出るオーラからその人のことをちゃんと理解したつもりであるのだが?
「自称じゃねぇ。本当に神様やってんだよ。それから、話が前に進まねぇから先に言う。 お前、さっき寝てる間に死んだぞ」
突然何を言い出すのだろうかこの電波は
「てめぇ…こっちが優しく出てるからってぇ……っ! ……ふぅっ、まあいい。とりあえず、自分の体でも見りゃ分かるだろうよ」
はて、自分の体?
疑問に感じた俺は確かめようとして視線を手に向ける
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