波乱?の準決勝と進化 前編
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
弟って感じだなお前たち」
「良かったら譲るよ? 」
「そうかしら? 」
そうだよ。てかトウイ。お前自分の弟なんだから大事にしろよ。
「そんなことするぐらいだったら、全財産を募金しに行くよ」
じゃあしてこいよ。世の中のためになるし。
話ていると、また別の奴が俺達のところに来た。
「やあサオトメ君」
「今度はお前たちか………」
来たのは、夢弓学園のメンバーだった。一体何のようなのか…。
「今度はとか、ご挨拶だな素人。わざわざ来てやったんだから感謝しろよ」
「頼んでないわ! 」
「まあその辺にしときたまえ。サオトメ君達も順調に勝ち上がっているようで何よりだ。このまま決勝まできてくれると、私は嬉しいのだがね」
「安心しろ。負ける気はサラサラないから」
そう言ってると、二人の後ろに見覚えのある女の子がいた。
「ア、アマミヤ!? 」
本日三度目の驚き。今日はなんかあったのか俺?
「こんにちはサオトメ君。昨日は助けてくれてありがとうございます」
お辞儀をしながらまたお礼を言ってきた。
「いやだから気にすんなって。てか俺の名前は二人から聞いてたんだな…」
「なんだ知り合いだったのか。それに助けてもくれて。やれやれ…。サオトメ君には借りをつくりっぱなしだな」
ため息をつきながら呟いていた。
「ヒロヤ。いつあの子と会ったの? 」
シノが耳元で聞いてきた。さっき言ったような気がするが、もう一度言っておこう。
「昨日の帰りにコンビニに行ったろ?その時に男三人組に囲まれていたのを助けたんだよ」
「やるねヒロヤ君。君の主人公属性には驚かせられるよ」
そりゃ主人公だからな。一体どの部分を指しているのかわからないけど。
「まあともかく。お互いに頑張ろうではないか。私達もそろそろ始まるのでこれで失礼させてもらう」
「じゃ、またな。せいぜい足掻けよ」
二人はそのまま俺の横を通りすぎていった。
「頑張ってくださいね。応援していますから」
そう言うと、頬にキスをしてきて、すぐにヨシナ達のところに走っていった。
………………ほわああああつ!!?
ななな何なのさ今の!?へっ!?なぜ!?キスを!!?
混乱していると、肩に手をおかれた。
「ヒロヤ君………とりあえずよかったね。まさかキスされるとは僕も思ってなかったけど」
いや本当にそうだよ!ビックリしましたよええ!
とにかく!咳払いをして、場をごまかそうとする。
「と、とにかく、俺達は夢弓学園の試合でも見に行くか………ってどうしたシノ? 」
なにやらふてくされているように見えるのだが。
「なんでもない」
「いや明らかに…」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ