ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第10話
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とで、運転操作がメチャクチャになり、中にはブレーキもかけずに突っ込んだ車もいて大惨事になっておるぞ。」
「それどころか、当事者同士での激しい殴り合いまでも起こっている。」
「そうでしたか。」
「鉄道も停止となり、地域は運転休止となったざーます。」
「行き来もできないワケじゃ。」
「しかも、所轄の警察署を真っ先に狙ったことで治安も極度に悪化したのも確かだ。」
「そうですか。」
「よくやった。ゆっくり休むとよいぞ。」
「ハッ。」
サウラーは謁見の間から去った。それと入れ替わるかのようにイースが入って来た。
「メビウス様。」
「どうした、イース中将。」
「サウラー中将には負けるワケには参りません。早速、出動の命令を。」
「相分かった。行くが良い。」
「ハッ。」
桃園家
フレッシュの3人は既に変身を解いていた。ラブたち3人はラブの部屋にいる。
「パフェ、来ていたの。」
「あらあら、シフォンに留守番を任せるなんて珍しいわ。」
「キュアキュア。」
「お腹空かないかなあと思ってきたのよ。それにしてもよく頑張ったわね。」
「そうですか。」
「今回の事態、長く続いたら首都壊滅へつながっていたよ。」
「そうなの。」
「ところでパフェさん。なぜ、この事態を知っていたのですか。」
「あら、リンクルンでも情報が流れるわよ。有事発生は常にスウィーツ王国の緊急センターへ必ず情報が入って来るわよ。ホラ。」
「アッ、本当だ。」
「すごい事故の映像ね。」
「これがラビリンスの狙いだったワケ。」
「ねえ、これどうやって情報提供されてるの。」
「偵察妖精『テルン』って知ってる。ピックルンと同じ鍵型妖精よ。」
「そんな妖精もいるの。」
「複数存在し、敵のあらゆる不穏な動きを捉え情報提供しているのよ。」
「そうなんだ。」
「テルンは情報提供で持って君たちをサポートしているのよ。」
「ハイ。」
「アッ、思い出した。夕方からダンスレッスンがあったわ。」
「こんな有事があった後だから、落ち着いてミユキさんに問い合わせてみなさい。」
「ハイ。」
ラブはミユキさんへリンクルンで通話を始めた。
「もしもし、ミユキさん。」
「ラブちゃん、今日は何があったの。事務所を出て駅へ着いたら、高島平方面行き地下鉄運転
見合わせよ。道路も通行止めの情報が入って、赤塚公園へ行けなかったわ。よって、今日は中止。
また明日ね。後で、レッスン開催日時をお知らせするわ。」
「ハイ。」
通話を切られた。
「ホッとした。ダンスレッスンは中止だって。」
「大惨事が起きたワケだから、移動ができないワケだから中止になるのは当然ね。ところで、家族の安否心配しな
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