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【D×D】来いよ掃除男!理論なんか捨ててかかって来い!
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》。

「ほら変人しかいねぇ」
「い……言い訳できない!!というか貴方なんで朱乃と小猫の秘密知ってるのよ!?」
「あんまりにも契約しろってしつこいから、言いたくないヒミツをひとつ暴露する旨の契約突きつけてやったらゲロった。……お試し無料契約コースで」
「代価なしになるまで焦らしておいての!?想像以上に外道ッ!!貴方それでも人間なの!?」

契約しないしないを数か月繰り返してどんどん相手の敷居を下げさせたうえであっさり土足で踏み込んでくる。身を削らずに相手から情報を絞り出す、邪魔外道の手口である。
お試しでいいって言うし契約書までチェックしたから試しにやってみただけなんだが。タダより怖いものはない(悪魔視点)だ。


朱乃の黒翼と悪魔の羽で半々な翼が出てきたときは、どうにもリアクションに困った。

『どうです、この羽……醜いでしょう?』
『堕天使か翼の悪魔との混血か?半々って…… 安 直 だな』
『安直!?安直って何ですか!?私はこれの所為で散々に悩んだんですよ!?』

その後何故か正座させられて、こんこんと不幸話を聞かされてしまった。そんな話されても知らんわ、というのが正直な感想だ。

『まぁ不幸だとは思うけどさぁ……所で1つ聞きたいんだけど、いい?』
『な、何ですか?』
『朱乃はさぁ……その父親のバラキエルってのを恨んでるんでしょ?』
『……当然でしょう。あの人の所為で、母は……!』

『もうひとつ聞くけどさ………お前は親父を殺したいほど嫌いなのか?母親の仇だと思って憎しみを募らせてるのか?』

『え……?』

恨んでるだの何だのとさっきから口では言っているが、その割には父親のバラキエルを恨む感情に肉親的な家族感情が見え隠れしている。恨んでるとかなんとか口で言いつつ、その父から受け継いだ力を使わないなど相手にその姿を見せつけたいという子供っぽい願望がちらついた。

『本気で恨んでるんなら『必ずお前を殺してやる』くらいの事をアザゼルに伝えるだろ。それをやんないってことは、お前は本気じゃないよ』


「ってな会話をした」
「箒、アナタ……それで朱乃は何って?」
「何も言わなかったなぁ。おかげで声をかけにくくて『バラキエルって七大天使として普通に伝承伝わってるけど、何で堕天使したのに伝承で天使として残ってんの?』とは言えなかった」
(何で朱乃の時だけそんなにまっとうな事を……というか箒。そういうこと言ってると朱乃の家庭事情に巻き込まれても知らないわよ?)
※後に巻き込まれます。


で、塔城の方なのだが。

『にゃん』
『………ネコマタの仲間?』
『猫ショウといいます』
『案外大したことない秘密だったな』
『………(無言で足を蹴る)』
『痛いっ!え、ちょっ何?痛ぁっ!?
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