第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その十一
[8]前話 [2]次話
「サッカーは出来ない」
「だからですよね」
「必然的にサッカーは出来なくて」
「野球はラグビーも論外で」
「バスケやバレーも難しくて」
「それで、ですよね」
「ハンドボールなのだ」
こちらのスポーツとなったのである。
「バスケやバレーも出来ないことはないと思うが」
「やるとなると、ですね」
「そっちになったんですね」
「だから海上自衛隊はハンドボールだ」
このスポーツが行われるのである。
「ですよね」
「そうした事情で」
「そうなるのだ、だが陸上ではサッカーもする」
勿論他のスポーツもである。
「スポーツは自衛官にとっては必須だ」
「身体を鍛える為に」
「欠かせませんね」
「それで今度の斎藤中尉もサッカーをしているのだ」
「じゃあその万博競技場で」
「決戦ですね」
そうなることも言う二人だった。
「それじゃあ吹田市まで行って」
「クローンも連れて行きます」
「気付いたら傍にいる連中ですけれど」
「存分に使いこなしてみせますよ」
二人はこのことも約束して戦いに赴くのだった、二人はもう戦う気に満ちていた。
それは日帝衆も同じだった、西郷は海軍衆を預かる東郷と山本に言った。今彼等がいる場所は舞鶴の岸壁だ。
そのサッカーと関係のない場所にいてだ、彼は言うのだった。
「では、でごわすな」
「はい、次はです」
「我等が戦います」
「斎藤中尉がです」
「出陣します」
「わかりもっした」
西郷は二人のその言葉に頷いて応えた。
「武運長久を祈りもっそ」
「有り難うございます」
「中尉も喜びます」
西郷のその激励の言葉にとだ、二人も応える。
「それでは果たし状を公開していますし」
「後は」
「万博競技場でごわしたな」
作者がこの話を書くまでガンバ大阪の本拠地とさえ知らなかったそこでだ。尚作者はガンバ大阪は今まで大阪市に本拠地があるとさえ思っていた。
「今度の勝負の場は」
「はい、あのグラウンドにおいてです」
「中尉率いる海軍衆のサッカー選手達が戦います」
「海軍衆の中でも最もサッカーの上手い者達が」
「海軍イレブンが」
「サッカー。いいスポーツでごわす」
西郷は瞑目する様にしてこうも言った。
「常に走り己を鍛え」
「そしてチームワークも学ぶ」
「いいスポーツですね」
「そのサッカーにおいてあの二人を倒し」
ジャスティスカイザーの二人だ、十一人いるが残りの九人はクローンなので数の中に入れていないのである。
「そして正すでごわすな」
「その腐敗を極めている心根を」
「今度こそです」
「スポーツで倒し懲らしめ」
「そうして」
「腐った性根は正すべきでごわす」
西郷は正面の日本海を見て言った、紺碧のそれを。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ