マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0915話
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なハルバートを持ってるの。しかも、それを軽々と振り回すくらいの膂力もあるわ」
「……ネギま世界の魔法界辺りから紛れ込んだとかじゃなくてか?」
ネギの件を考えれば、向こうではその程度の膂力の持ち主は普通にいそうだ。
だが、レモンとエザリアは再度首を横に振る。
「この世界の住人よ。それも、捕虜からの報告にあった亜神らしいわ」
「……ほう?」
亜神。それは人のままに神の力を得た存在で、将来的には神となるらしい。
不老という意味では、俺達と似たようなものだろう。
だが混沌精霊の俺や、あるいは時の指輪を身につけているレモン達とは違って不老だけではなく不死でもある……らしい。
まぁ、その辺の情報はあくあまでも捕虜から得たものだけである以上、鵜呑みには出来ないが。
だが、それでも俺達に比べると不死の分だけ一段階上の存在だというのは間違いないらしい。
それはともかく……
「で、何だってそんな大物がムラタに拾われてくるんだ?」
「……何でも、武を通して絆を深めたとかなんとか」
「ああ、なるほど」
そう言われれば納得がいく。
気を使いこなすようになってきているムラタは、それこそこのファンタジーな門世界でもそれなりに上位の戦闘力を持っている。
その拾ってきたという亜神が自分の背よりも大きなハルバートを振り回しているのなら、その点でお互いに気が合ったのかもしれない。
ネギま世界でネギやフェイト、小太郎といった存在を知っていた事もいい方向に働いたのだろう。
「で、その亜神とやらはどこに?」
「アルヌスの基地よ。さすがにホワイトスターに連れてくる訳にはいかないしね」
「ふむ、そうか。ならちょっと会ってみるか」
何となくそう判断し、俺はアウルをその場に残して部屋を出て行く。
……背後でアウルが何か騒いでいるが、俺には聞こえない。
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