第2話 初めての『友達』
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マリアナはリィンが普段我侭も言わずに我慢ばかりしているんじゃないかと思った事があるらしい、それなら今みたいに自分のしたい事をしてほしいと思っていたから今の状態はいいんじゃないかと思っているみたいでレオも同じ意見のようだ。
「それは俺も同感だ、だが問題はどこに行ってるのかを俺にすら教えないんだぞ!」
俺は前にリィンに毎回何処に行ってるのかを聞いたがリィンは「えへへ、なーいしょ♪」と言って詳しく教えてくれなかった。こ、こんなことは今までなかったんだぞ!
「もしかしたら悪い奴とつるんでるんじゃないか心配でな……」
「考えすぎよ、あの子はしっかりした子なんだからそんな奴らとつるんだりしないわ」
マリアナはそういうが俺は納得できない。
「ならボンがなにしとるんか調べてみんか?」
「調べる?リィンの後をつけるということか?あまり気は進まないな……」
ゼノの提案にレオは怪訝そうな表情を浮かべた。レオはリィンを信じているためリィンを疑うようなことはしたくないようだ。
「俺かて気はのらんわ。せやけどこのままじゃ団長納得せいへんやろ?なら実際にボンが何しとるんか見てみればええっちゅうことや」
「ゼノはそう言ってるけど……どうするのルトガー?」
ゼノの提案にマリアナはどうするのか俺に聞いてきた。
「一回だけ尾行しよう。それで問題なければ良し、問題があったら注意しよう」
「は〜結局こうなるのね……」
こうしてリィン尾行作戦は開始された。
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ーーー
ーーー 翌日 −−−
「いってきまーす!」
リィンは何時も通りに出かけていく、俺達はバレないように後を付けていく。
「よし、作戦開始だ」
「なんかワクワクしてきたわ」
「やはり気が進まん……」
「無駄よレオ。はあ、後でリィンに謝らないと……」
色んな思想を持ちながら俺達はリィンの後をつける、え、リィンにバレないかって?甘く見られたもんだな、仮にも一流の猟兵で通ってるんだ、気配を消すなんてお茶の子さいさいだ。
「ふんふ〜ん♪」
「何か楽しそうだな」
「そうね、あんな笑顔は初めて見たかもしれないわね」
リィンは明らかに楽しそうにしているのを見ながら俺達は後を付けていく、暫く歩いていくとリィンは町外れにある民家に向かっていたことを知った。
「あれは民家か?」
「そうみたいね」
俺達はじっとリィンの様子を見ていた。
「エレナ〜、遊びに来たよ!」
「あら、リィン、いらっしゃい。遊びに来てくれたのね」
「うん、今日は何をして遊ぼ
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