2部分:第二章
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子供達はこう思いはじめていた。
「ひょっとして」
「そうかもな。まあこっちが悪いことしないと殴らないみたいだしな」
「だよな」
とにかく鉄拳制裁を浴びせるのが日本軍でありそれは村人達に対しても変わらない。子供達に対してもである。しかし訳もなく殴ったりはしないこともわかってきたのだ。
「そう思うとフランスの奴等とは全然違うよな」
「あいつ等威張るだけだしな」
「だよな」
子供達はフランス軍が嫌いだった。威張り散らし悪いことばかりするからだ。そんな彼等を好きになれという方が無理な話であった。
しかし日本軍は違っていた。彼等は悪いこともしなければ生真面目だ。それで今も彼等は村人達と話しあれこれと動いていた。その彼等と。
そしてだった。ある日のこと。刈り入れの時に日本軍の者達が来た。そうしてその刈り入れを彼等の助けとして手伝ってきたのであった。
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