見えない敵 前編
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撃による爆風が当たった。
それを逃さないように、パーフェクトガンダムが背部のキャノン砲でデストロイガンダムの頭部を破壊し、山にビームガンを撃って瓦礫の下敷きにした。
さらにその上に、もう一度キャノン砲でデストロイガンダムを撃ち抜き撃破した。
「たった一機で倒しやがった……」
「これが石牧学校だ。相手の事をとことん調べ尽くして、それに合わせた戦術で戦ってくる。その結果があれだ。デストロイガンダムは陽電子リフレクターを発生するからビームが効かない。けど、自分の攻撃を自身にぶつけさせたところを瞬時に狙って、キャノン砲や、実物の瓦礫で攻撃している」
「それじゃ、あの転ばせられたのは?」
「足元に、丈夫なワイヤーでも引いて転ばせたんだろうね」
「こりゃなかなか手強い相手だな………」
二回戦で戦ったのと全く別の強さだな。いや、あれは論外としとこう。
てかムウさん意外と調べてるんだ。ズボラっぽいのに。
「そういうわけで、明日に備えてすぐに戻るぞ。一応石牧学校の試合のDVDは用意しているから、それで少しでも相手の事を知るぞ」
もう一度言おう。ズボラっぽいのにちゃんと調べてる!
「ズボラっぽいのに………」
「お前さらっと口に出してるぞ?ふざけいるのか? 」
「気のせいですよきっと。とにかくすぐに戻りましょう」
ーーー−−
「うまく罠まで誘導されていたり、地形を利用されたりしているわね。どのフィールドかわからないのに、それでもうまくやっているわ」
「それに、まるで先を見据えているかのような位置にね〜。そして、パーフェクトガンダムが先行してくる形だね」
ただいま、俺達はDVDを見て対策を練っている。
「これが一番気になってたんだが、石牧学校の機体が二機しか見えないのだが…」
そう。どのDVDを見ても、石牧学校のガンプラが二機しか見えないのだ。一機はパーフェクトガンダムで、もう一機はEZ-8の改造機体なのはわかった。しかし、やはりもう一機がわからない。
「多分ミラージュコロイドとか、もしくはハイパージャマーによるものだと思う」
「なんだそれ? 」
「電波妨害装置ハイパージャマーは、機体の塗装も電波、赤外線を吸収する特性を持つ特殊塗料を使用して、姿を隠すの。ミラージュコロイドも似たようなもんね」
「なるほど。細かい解説ありがとう。で、どうする? 」
「どうするって? 」
「見えない相手に、どうやって戦うかだよ。あと、罠についても」
ここ重要。テストに出るくらい重要。
「それを今から考えるんだよ」
「やっぱりそうなるよなぁ」
「じゃあこうしましょう。ヒロヤはその見えない敵を撃破。トウイはパ
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