暁 〜小説投稿サイト〜
俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
式神の力ってすげぇ...
第十六話 普通の魔法使いってこんなん
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に気づいた。霊夢が飛ばしている玉は色とりどりの光る玉。一方、金髪の女の子が使っているのは...玉と言うより物。星型の光る物だった。そして更に気づくべきことがある。どうやって、何をしてあの玉や物を飛ばしているか、だ。俺が考えていたのは、銃のように撃って飛ばす方法。それかポケットにしまっておいてただ単に持って投げる(これだとてに持った時に痛いから良く考えてみると違うと言うことに気づいた)だが、二つとも違った。ポケットにしまっておき手に持って投げる...手に持つどころか、"手から"出ているのだ。手からだけではない、指先から出したりもする、挙句の果てに足先から出したりもする(サッカーボールを蹴るように)先ほどは肌に触れて痛かったので服の上からじゃ痛くないんじゃないだろうか?と言う発想もあったが怖くて出来なかった。だが、巫女服に当たっても痛そうな顔をしている霊夢を見て確信した。服の上からでも痛いのだ
不思議そうに木の陰から二人の"遊び"を見ていると、同時に玉を飛ばすのを止めた。決着がついたのだろうか?安全を確認して霊夢達に近づきながら

「何をやっていたのかはわからないけどお疲れ様」

そう声をかけた。すると、霊夢は俺が居たことに気づき

「ん。琥珀、居たのね」

「ざっと五分くらい見てた」

「そうなの?言ってくれれば止めたのに」

「声かけようと思ったけど多分聞こえないし、かと言って近づくのは怖くて無理。あの玉超痛い」

霊夢は少し口元を緩ませ、ふふと笑った。(玉に)当たったのね、とでも思っているのだろう。博麗ちゃんは中に居る? そう聞こうとした時、右腕を後ろに引っ張られた

「なぁなぁなぁなぁ!! お前、琥珀だろ? 紫んとこに居る琥珀だろ?」

「え...?あぁ。はぁ」

「なんで、どうして、どうやって来たんだ?と言うかどんなとっから来たんだ?」

「え...え〜と、そのぉ〜ですねぇ〜」

いきなりの質問に対し、子供(ざっと中学生くらい)に敬語になって焦る高校生男子がここに居た
と言うかそれは俺だった...


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


と言う感じで今に至るわけだが...

「っで、っで。どんなとこから来たんだ?」

「ん〜。木があって、建物があって、海があって、山があって、そんなとこ」

「な〜んだ。幻想郷(ここ)とあんまり変わらないのか」

勝手に聞かれて勝手にがっかりされているのだ。俺は一体どんなツッコミを入れれば良いのだろうか。そもそもこの娘にツッコミと言うツッコミが通じるのだろうか
そしてこの娘は一体どんなところを想像していたのだろうか

先ほども言ったよう、縁側で湯呑みを持つ霊夢。いつの間にやらその定置に着いたのだろうか?
つい先ほどまで魔理沙の
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