俺は愛せる? 幻想郷...
式神の力ってすげぇ...
第十六話 普通の魔法使いってこんなん
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「なぁなぁ"こはっちゃん"は異世界からきたんだろぉ? どんなとこだった?」
.......
「無視すんなよぉ〜 聞ぃ〜かぁ〜せぇ〜ろぉ〜よぉ〜」
肩を掴まれ、大きく揺らされる。別に虐められているわけでも、弄られているわけでもない。仮にこの質問責めが虐めや弄りの類だとしても、この今目の前で俺に質問をかけ、挙句に肩を揺さぶる"彼女"は、そんな虐めや弄りの気は全く持って無いのだろう、そう思いたい。それはそうとして、何故彼女が俺の名前を知っているのだろうか。俺は彼女の名前を知らないし、自分の名前を言ったこともない。増してや今会ったばかりだ...
「魔理沙。流石にしつこいと思うわよ、それ」
次の行動に出ようとした彼女...魔理沙と呼ばれた彼女は、霊夢の放った言葉に対し、ちょっと可愛らしく詰まらなそうな態度を取った
「それに、質問をするのなら先に自分の情報を教えなさいよ...全く」
霊夢は縁側に座って湯呑みを手に、めんどくさそうな、でも優しそうなオーラを魅せている。一方、俺を揺らすのをやめ、離れた彼女は、霊夢の話を聞き、そうだな、と考え直したか、くるりと回って俺の方を向き...
「私の名前は霧雨魔理沙、普通の魔法使い。そして、霊夢の永遠のライバルなんだぜっ!」
「なったこともしたこともないわよ」
霊夢の冷静なツッコミにより、彼女には大きなダメージが通ったそうだ。私が思ったからそうなんだっ!などと子供っぽい言い訳をかましている彼女... 名は霧雨魔理沙と言うらしい。"普通"の魔法使い、普通と言う意味がわからないが。普通の魔法使いらしい。魔法使いと言われれば魔法使いっぽいかもしれない。金髪で、黒い魔法帽を被って、白と黒の...メイド服のような服だが魔法着だ。おまけに箒ときた。確かに魔法使いだ。まだ会って十分も経っていないのでわからないが...口調からしてかなりボーイッシュな女の子みたいだ。見た目の歳は霊夢と変わらない
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時は遡り三十分ほど前。玉を摘まんで痛い思いをした後だ。神社に着いて、なんか「やぁ!!」だの「おりゃ!!」だの「きゃ!!」だの「いってぇ!!」だの声が聞こえ、大音量で格ゲーでもやっているのかな、などと考えて鳥居の前まで行ってみると... 金髪の女の子と、霊夢がなんか闘っていたのだ。それもあの痛い玉を出して
まぁ、薄々気づいてはいたが...あの玉を出しているのは霊夢、そして霊夢の相手をしている金髪の女の子も同じような玉を出している。あの二人は当たると痛い玉を使って闘っているのだ。幻想郷にはあんな痛い玉が売っていると言うことなのか、しかも若者はその痛い玉を使って遊ぶと来た。観察を続けているとあること
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