参ノ巻
死んでたまるかぁ!
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し高彬は同じ屋根の下にいるしこっちはこっちでいっぱいいっぱいなんだけど、抹の質問に答える余裕ぐらいある。あたしは優しく言う。
「なぁに?分かる範囲でなら、答えるわよ」
「あの、あの、今いらしている庵儒様の弟君様・・・御名は何と仰るのでしょう・・・」
「はィ!?」
あたしは言葉を失って、思わずまじまじと抹を見る。益々赤くなる抹。
名、名前が知りたいって・・・。まさか、抹・・・。
呆然と抹を見るあたしの頭に、ふと、さっきまで考えていたことが過ぎる。
高彬には、あたしよりも、もっと、美人で、おしとやかで、優しい人が似合う・・・。
そう、まるで、抹のような人が。
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