1部分:第一章
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ないんだな」
「あそこにいる人と」
彼等はここで自分達のいる村で今も農業指導をしている日本人を見た。見れば彼は眼鏡をかけて髪を丁寧に分けている。そうして皆と一緒に汗をかいていた。
「何かただ真面目で人のいいってイメージしかないけれどな」
「昔はそんなに怖かったのかよ」
「そうじゃ。怖かったのう」
老人は顔を崩して笑ったのだった。
「しかし。目覚めさせてくれたのじゃよ」
「目覚めさせたっていうと?」
「何をだい?」
「わし等に戦うことをじゃ」
教えてくれたというのである。
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