33旧魔王の血を引く者
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《イッセー》
俺達、救出部隊は外の戦闘に介入するため来た時と同じくヤマトの転移炎で魔王様の近くに転移した
「どうやら、うまくいったようだね」
サーゼクス様が顔を向けながらおっしゃる
「お兄さま、状況は?」
部長がサーゼクス様に聞いた
「良くはないね」
そこでヤマトがサーゼクス様に
「旧魔王の子孫の二人が来ているんだから仕方ない」
俺を含めその場の全員がヤマトの言葉に驚いていた
「あれ?ヴァーリの正体わかったの俺だけ?」
サーゼクス様が結界を張りながら
「ヴァーリくんが旧魔王の子孫なんてあるわけ無いよ」
ヤマトが壊れた!
「本当だ、まあ……今はどうでもいいな、俺も戦闘にでる」
ヤマトが炎に消えた
《ヤマト》
結界の中に転移した後驚いたのは誰もヴァーリが旧悪魔『ルシファー』の子孫だとは知らなかったことだ。
まあ今は関係ないか、俺はまた炎でヴァーリの近くに転移した。
ヴァーリの前にはクレーターができており中から堕天使の総督が出てきた
「……チッ。この状況で反旗かよ、ヴァーリ」
「そうだよ、アザゼル」
ヴァーリの横に今回の犯人であるカテレア・レヴィアタン
「和平が決まった瞬間、拉致したハーフヴァンパイアの『神器
(セイクリッド・ギア)
』を発動させ、テロを開始させる手筈でした。頃合いを見てから私と共に白龍皇が暴れる。三大勢力のトップの一人でも葬れば良し。会談を壊せればそれで良かったのです。」
失敗に終わったけどね
「……まったく、俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな……」
アザゼルが自嘲する。
「いつからだ?いつから、そういうことになった?」
「コカビエルを本部に連れ帰る途中でカテレアにオファーを受けたんだ。悪いな、アザゼル。こちらの方が面白そうなんだ」
「ヴァーリ、『白い龍
(バニシング・ドラゴン)
』が降るのか?」
「いや、あくまで協力するだけだ。魅力的なオファーをされた。『アースガルズと戦ってみないか?』――こんなことを言われたら、自分の力を試してみたい俺では断れない。アザゼルはヴァルハラ――アース神族と戦うことを嫌がるだろう?戦争嫌いだもんな」
「俺はおまえに『強くなれ』と言ったが、『世界を滅ぼす要因だけは作るな』と言ったはずだ」
「関係ない。俺は永遠に戦えればいいだけだ」
「……そうかよ。いや、俺は心のどこかでおまえが手元から離れていくのを予想していたのかもしれない。――おまえは出会った時から今日まで強い者との戦いを求めていたものな」
「今回の下準備と情報提供は白龍皇ですからね。彼の本質を理解しておきながら、放置しておくなど、あなたらしくない。
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