31テロ
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「ここから逃げられないんですか?」
イッセーの質問にアザゼルは首を横に振る。
「逃げないさ。学園全体を囲う結界を解かないと俺たちは外へ出られない。だが、結界を解いたら人間界に被害を出すかもしれないだろ。俺は相手の親玉が出てくるのを待っているんだよ。しばらく篭城していれば痺れを切らせて顔を出すかもな。早く黒幕を知りたいもんだ。それに下手に外へ出て大暴れすると敵の思う壺かもしれないってわけだ」
じゃあこのまま待つのかな?
「というように、我々首脳陣は下調べ中で動けない。だが、まずテロリストの活動拠点となっている旧校舎からギャスパーくんを奪い返すのが目的となるね」
と、サーゼクスが言う。まっ、あいつに動きを停められてる間に他の奴にグサッと殺されたらマズイもんな。
「お兄さま、私が行きますわ。ギャスパーは私の下僕です。私が責任を持って奪い返しに行きます」
強い意志を瞳に乗せて部長が進言する。サーゼクスはふっと笑う。
「言うと思っていたよ。妹の性格ぐらい把握している。――しかし、旧校舎までどう行く? この新校舎の外は魔術師だらけだ。通常の転移も魔法に阻まれる」
「――つ」
リアスが口ごもる。俺は口をだす
「俺なら旧校舎まで転移できます」
「え!?」
「俺が以前にパーティーに殴り込んだときに使いました。魔法で妨害されずに転移できる」
「それなら部室までいけるな」
「ちなみにどこに出るの?」
「俺の考えでどこでも行けます」
「なら、私とヤマトで決定ね」
「俺も行きます!」
と、イッセーが手をあげた
「そうだな、三人は転移可能性だし、ギャスパーを助けるならイッセーを連れて行ったほうがいいな」
「そうね。行くわよ、ヤマト、イッセー」
「「はい!」」
転移準備をしているとアザゼルがイッセーに何か渡していた
「待っていろ四人とも!」
俺達三人は炎のなかに消えていった
続く
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