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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0914話
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たらしい。
 まぁ、相手がゴブリンやオークといった奴等が多かった事も理由の1つだろうし、イザークから聞いた話では戦い終わった後でスティング共々軽い不眠症になっていたらしいが。
 原作だと人を殺すという行為には全く躊躇がなかったが、それはあくまでもエクステンデッドとしての処理を受けていたからなんだろう。で、その催眠やら投薬やらの影響を排除した今のアウル……そしてスティングとしては、やはり人を直接殺すというのは色々とキツいものがあった訳だ。
 ちなみにマブラヴ世界で中国軍との戦いがあったが、あっちは生身じゃなくて戦術機に乗っている相手だったから心理的な負担はそれ程強くなかったといったところか。
 そんな風に考えながら空を飛んでいると、やがて目的地である帝都へと到着する。
 雲の上である以上は帝都周辺に集まっている戦力から俺達を見つける事は出来ないだろう。もっとも、ファンタジー世界なんだから俺の予想を超える存在がいる可能性は十分にあるが。

『アクセル』
「ああ、分かっている。そっちの準備はいいな? メギロートもだ」
『メギロートとのアクセスも完了して、護衛モードに変えた』

 よし、これでこっちの戦力はサラマンダーとシャドウ、メギロートがそれぞれ1機ずつか。正直、このまま帝都を滅ぼしてしまっても構わないが……一般市民の事を考えると、それも不味い。
 特にネギま世界辺りからは、盛大に非難される事になるだろうし。
 俺としても他に手段が無いならともかく、この程度の戦力を相手にしてそんな真似はしたくない。

「よし、行くぞ。宣戦布告と洒落込もう」

 呟き、そのままサラマンダーをファイターのままで帝都の上空を飛んでいく。
 見えてくるのは石造りの、いかにもファンタジーといった街並みだ。
 そんな中を空気を斬り裂きながら飛んでいくサラマンダー。
 当然ながらASRSやミラージュコロイドの類は使っていない。こっちの存在を誇示するのが目的なのだから。
 空を飛んで帝都に突入したサラマンダーに、帝都中の注目が集まっているのが分かる。まぁ、それは無理もない。この世界で空を飛ぶというのは、ワイバーンに乗った竜騎兵が殆どなのだから。
 いや、このサラマンダーに俺が乗っているというのは分からないのを考えると、いっそモンスターの一種だと判断されてもおかしくないのか。
 そんな風に考えている間にもサラマンダーは進み続け、やがて王城の真上へと到着する。
 そのまま数秒。サラマンダーが動いている音が注意を引き、城の中からも人が大量に集まってくるのが見える。
 そうして上空を見上げれば、まるで赤い剣の如き存在が浮かんでいるので半ば混乱に近くなる。
 ……さて、そろそろいいか。
 サラマンダーをファイターからバトロイドへと変え、外部スピーカー
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